塩見允枝子氏の特別授業「水を演奏する」

2017年11月17日(金),大学会館ホールにて,芸術資源研究センター特別招聘研究員・塩見允枝子氏の特別授業「水を演奏する」が行われた。美術学部の共通授業・造形計画2B「水のポイエティク」(担当教員:井上明彦)を拡張し,美術・音楽両方の学生に参加可能として,音楽学部では柿沼敏江教授に呼びかけを行っていただいた。大学会館でのパフォーマンスによる美術・音楽合同の特別授業としては,2015年6月の「FLUXUSパフォーマンス・ワークショップ」に次ぐものとなる。授業2コマ目(10:40~12:10)という時間帯は,造形計画2Bの授業テーマとの関連性による。というのも,4月に塩見氏の『パフォーマンス作品集 フルクサスをめぐる50余年』のデザインのためにご自宅で相談していた際,今年度の授業は水とそれに関わる芸術表現をテーマにすることをふとお話したところ,強い関心を示され,水をテーマにしたパフォーマンス演奏会を授業として行うアイデアが生まれたのである。 (さらに…)

特別授業 壁画は何をうつすのか—法隆寺金堂壁画の模写を通して—の報告

12月8日,本研究センターの客員教授・特別招聘研究員の彬子女王殿下による特別授業「壁画は何をうつすのか―法隆寺金堂壁画の模写を通して―」が行われた。講演のポイントは以下の3点が挙げられる。1)「模写,複製」を行う動機の時代的変遷や多様性。2)「日本画家」が文化財の保存修復に関わる際に,アイデンティティの問題が浮上したこと。3)「模写,うつし」の目的は技術的な精巧さか精神性の継承なのか,という本質論に関わる問題である。 (さらに…)

彬子女王殿下特別授業の報告

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芸術資源研究センター客員教授の彬子女王殿下による特別授業は,4回の連続講義のかたちで行なわれた。一方通行の講義だけでなく,学生たちの声を聞いてみたいという,女王殿下の希望で,女王殿下による2回の講義と学生によるプレゼンテーションという形式で行なった。 (さらに…)

建畠晢特別授業の報告

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本学の前学長で,現在は客員教授である多摩美術大学学長の建畠晢氏に,「国際展とキュレーション 今年のヴェネチア・ビエンナーレをふまえて」と題して特別授業をしていただいた。 (さらに…)

五十嵐太郎特別授業の報告

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2015年6月8日に,建築史・建築批評家であり,「あいちトリエンナーレ2013 揺れる大地 われわれはどこに立っているのか 場所,記憶,そして復活」の芸術監督を務められた五十嵐太郎氏をお招きした特別授業「3.11後に企画した展覧会とプロジェクト あいちトリエンナーレ2013を中心に」が開催された。 (さらに…)

塩見允枝子特別レクチャー報告

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 11月21日に芸資研特別招聘研究員の塩見允枝子氏の特別レクチャーが開かれた。美術学部の共通授業,造形計画2B(担当:井上明彦教授)「[読めるものと読めないもの2] Artist Bookをつくる」として行なわれたものである。1960年代以降にグローバルに展開された前衛芸術運動,フルクサスのメンバーである塩見允枝子氏には以前,美術と音楽両方の学生を対象としたワークショップをやっていただいたことがあったが,今回はおもに美術の学生向けの授業としてアーティストによるBook Artをテーマとして行なわれた。 (さらに…)

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