講演会のお知らせ

Luciana-Galliano-Lectureai
芸術資源研究センター講演会 「イタリア未来派—芸術の革命」

イタリア未来派—芸術の革命

記譜法のプロジェクトの一環として,音楽学者で音楽美学者のルチャーナ・ガリアノ氏をお招きし,講演会「イタリア未来派—芸術の革命」を行ないます。

〈概要〉
イタリア未来派は20世紀初頭にイタリアで起こった芸術運動のひとつで,1909年に詩人フィリッポ・マリネッティがフランスの新聞『フィガロ』に発表した「未来派宣言」がこの運動の発端です。1913年にはルイジ・ルッソロが論文「騒音芸術」を発表し,ノイズ楽器「イントナルモーリ」を開発。伝統的な芸術観を否定する彼らの活動は,20世紀の芸術運動に大きな影響を与えました。絵画や彫刻といった造形芸術だけでなく,写真、建築,デザイン,ファッション,演劇,音楽,文学,政治活動に至るまで広範囲に及んだ芸術運動の思想的背景を探るとともに,ノイズ楽器のための記譜法について考察します。

  • 日時:平成27年11月20日(金曜日)午後5時から6時半まで
  • 会場:京都市立芸術大学大学会館交流室
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • チラシ

■ 講師プロフィール
ルチャーナ・ガリアノ(Luciana Galliano)
音楽学者・音楽美学者。トリノ大学卒業。東京藝術大学修士課程修了。
2004年より2009年まで、CESMEO(国際東アジア高等研究所)取締役会役員。ミラノ音楽院、トリノ大学等にて講師を務めた後、1996年−2011年ヴェネツィア大学 Ca’ Foscari 教授。 2014年、国際日本文化研究センターに外国人研究員として滞在。現代音楽に関する深い知識と才能を兼ね備え、現代音楽、現代芸術関係の著作を数多く発表している。現在、日本のフルクサスについての著作を執筆中。イタリア未来派についても造詣が深く、今回は音楽と美術、詩、演劇などについて考察する。

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