映像配信のアーカイブ実験室

| 2020年度から |

映像配信のアーカイブ実験室 プロジェクトリーダー:石谷治寛(芸術資源研究センター客員研究員) 研究協力:阪本結・舩戸彩子

本プロジェクトを撮影・編集・アーカイブ・配信のための実験室として運営する。動画や写真や音楽(将来的には3D点群スキャン画像など)を,ネットワークサーバー上に構築したアーカイブ・データーベースで管理することを通して,過去の資源を再活用する方法を確立する。それらを通して,芸資研をスタジオとして映像配信とそのアーカイブを蓄積するシステムやワークフローを整備し,開かれた実験室とする。

沓掛学舎の写真記録をアーカイブ化するプロジェクトを学内助成によって進めている。コロナ禍におけるその広報としての必要性から,毎回ゲストが学内を歩き写真撮影する姿を記録する20-30分程度の映像の制作を始めた。

【活動報告】
2020年度
2021年度
2022年度


[キャンパスアーカイブプロジェクト 沓掛2023]
京都市立芸術大学にご縁のあるみなさまへ

京都市立芸術大学「沓掛2023」プロジェクト+芸術資源研究センターでは、京都芸大のキャンパスで撮影された写真をデジタルアーカイブ化する活動「沓掛2023」を開始します。

本プロジェクトは、本学に関係するみなさんが撮影した沓掛キャンパスの写真を提供していただき、それを「本学に関係する個々人の記憶の集合体」としてまとめ、沓掛時代の本学の記録をつくろうとするとりくみです。

1980年。京都市立芸術大学が東山の今熊野から現在の沓掛へ移転したとき、今熊野キャンパスの様子は本学卒業生の写真家・井上隆雄によって撮影され、写真集『描き歌い伝えて』にまとめられました。そして2023年。本学は現在の沓掛キャンパスから、下京区の崇仁地区へと移転します。本プロジェクトでは、沓掛時代の記録を「ひとりの写真家」ではなく、「多数の記録者の記憶の集合体」としてつくろうとしています。これはひとまず、写真の撮り方がフィルムからデジタルへ、カメラからスマートフォンへと変遷してきたことに対応します。ですがそこには、もっと深い意味もあると思います。

集められた写真はデータベースにまとめ、学内外で閲覧可能にする計画です。個々人の記憶の断片を集積させたとき、どのような記録が浮かび上がるでしょうか。本学で学んだ卒業生や在学生の方たちはもちろん、教職員の方々や、近隣の方々など、広く京都市立芸術大学沓掛キャンパスに関係するみなさまの記憶を集めていきたいと思います。

キャンパスアーカイブプロジェクト KUTSUKAKE 1980-2023 website

沓掛2023 YouTube動画シリーズ 

2023年の京都市立芸術大学移転に向けて,現在の沓掛キャンパスの記録を写真で残すプロジェクト。
本動画シリーズでは毎回1名ゲストをお迎えして「沓掛キャンパスを写真で残すなら何を撮るか?」をテーマにキャンパス内を歩きながら記録写真を撮影していただきます。
[沓掛2023YouTubeチャンネル]

第2シーズンは下記の通りです。

・第1~3回
ゲスト:井上明彦氏(京都市立芸術大学名誉教授)

・第4~5回
ゲスト:平田万葉氏(アーティスト)

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