音響機器
音響機器は,スピーカー一つをとってもピンからキリまであり,また,作品によってはシンプルなステレオではなく,5.1chやより多くのスピーカーを必要とするマルチチャンネルの場合も多く,仕様書をよく読み込む必要がある。残響時間が長い場合や音の出る作品が隣接する場合などは,ウレタンなどで出来た吸音材を使用する必要がある場合などがある。また,限られた範囲だけ音を聞くことが出来る超指向性スピーカーや,逆に空間全体がなっているような印象を与える無指向性スピーカーなどがある。重低音を効かせたい場合にはウーハーを要望される場合もある。
<再生方式>
ステレオ:最も一般的な方式で左右二つのスピーカーから音声を流す。
5.1chサラウンド:正面,前後左右の5方向に加え,ウーハーを加えたサラウンドシステム。記録されている音声データが必要チャンネル数用意されている必要がある。
マルチチャンネル:複数のスピーカーを使用した音響システム。同時に多数の音源(トラック)を出力できるオーディオインターフェースが必要。記録されている音声データが必要チャンネル数用意されている必要がある。
<機材名>
アンプ:入力された電気信号を増幅してスピーカーに送る装置。
スピーカー:アンプから受けた電気信号を音声にかえて出力する。アンプからの音声信号のみを受け取り,電源の供給はいらない。
パワード・スピーカー:アンプとスピーカーが一体となった音響機器。電源の供給が必要。
イコライザー:音程ごとに出力の強弱をコントロールする装置。
ウーハー:重低音を出力するためのアンプ
オーディオインターフェース:音源(トラック)ごとに,異なるスピーカーから再生するための装置。より多くの音源を一度に分けて再生したい場合には多チャンネル出力のある装置を使用する必要がある。