状況のアーキテクチャーとは
規律や競争ではなく《アートを介して》私たちの物理的・生物的・社会的コンディションを組み換え、そこから新たな文脈を紡ぎ出すアートマネジメント人材の育成を目的とした現在進行形の創造実践です。
育成目標
京都市立芸術大学は1880年の開学より日本の芸術文化の火床として世界への発信基地であり続けてきました。そしていま、2023年に予定された郊外から都市部への移転を控え、改めて「芸術であること」「大学であること」「地域にあること」の意味を問い直しています。それは隕石のように法外なアートの視点から大学や地域を捉える作業であると同時に、大学や地域の視点から、独りよがりなアートを捉え返す作業でもあります。本学が主催するプログラム「状況のアーキテクチャー」では、ひとつの方向からではなく、多方向からモノゴトを捉え、その視差から世界を多元化する状況の発振に携わる人材の育成を目指します。
テーマ
「状況のアーキテクチャー」では芸術・大学・地域とアートマネジメントの可能性を探るために《物質》《生命》《社会》というテーマを補助線とした4つのプロジェクトを展開します。
獲得する技術
受講者はそれぞれのプロジェクトを通じて2つの技術を獲得します。
これら水平と垂直の二軸が交差するクリティカルな場所から創造的なビジョンを発振する実験場が「状況のアーキテクチャー」なのです。
2018年度 実施要項
各プロジェクトとも、初回オリエンテーション以降は、参加者の予定を考慮しながら、実施日を調整します。
2016年度からの継続プロジェクトの受講生についても、新規プロジェクトと同様に、新たに申込が必要です。
※講師名は姓の50音順