美術科基礎

本学は専攻別入試ではなく,科別入試を採用しています。1回生前期の総合基礎実技を履修後,各科の基礎実技を学びます。

美術科の基礎実技

美術科内の5専攻の基礎実技の中から,半年ずつ(A,B)2回の基礎実技を自由に選択し,2年次後期からスタートする本格的な専攻実技に進みます。各専攻に定員はありませんので,希望する専攻に必ず進むことができるのも本学美術学部の特徴です。ただし,2年次後期からの本格的な専攻実技に進むに際して,各専攻の基礎実技の履修が条件となる場合があることに留意してください。

美術学科各専攻に進む際の基礎実技履修条件

  • 日本画専攻:日本画基礎A及びBが必修
  • 油画専攻:油画基礎A・Bのいずれか,又は両方の履修が必要
  • 彫刻専攻:彫刻基礎A・Bのいずれか,又は両方の履修が必要
  • 版画専攻:版画基礎A・Bのいずれか,又は両方の履修が必要
  • 構想設計専攻:構想設計基礎A又はBの履修が望ましい。

日本画基礎A(1年次後期)・B(2年次前期)

*日本画専攻希望者は,日本画A・B両方の履修が必要です。

「日本画基礎A」では,日本画画材の性質や基礎技術について学ぶとともに,写生から日本画制作に加え,模写の実習を行います。「日本画基礎B」では,野外での「地面」を対象にした写生と日本画制作をとおして日本画の基礎技術を学びます。特に写生を重視し,B全紙程度のサイズの作品を3週間かけて制作します。

油画基礎A(1年次後期)・B(2年次前期)

「油画基礎A」,「油画基礎B」において,“ワークショップ”では,様々な画材を使った実習を通して基本となる技術への理解を深めます。“ドローイング”では,完成された絵画作品に至る前の思考/試行を繰り返します。“ペインティング”では,各個人の多様な技法に基づく絵画表現を試みます。「油画基礎B」の最後に,制作室を使った展覧会を学生主導で企画します。

彫刻基礎A(1年次後期)・B(2年次前期)

「「彫刻基礎A」では,観察を出発点として鉄や石,自然木,陶土等の実素材を使った制作過程を体験・習得します。「彫刻基礎B」では,立体的な表現に関する発想とその展開にあたっての着眼点について学ぶ他,素材の特性をはじめ,制作に必要な加工技術と取扱いの知識を学びます。

版画基礎A(1年次後期)・B(2年次前期)

ドローイング,イメージ構成などにより作品制作の基礎造形力を養います。

「版画基礎A」では,技術習得を基盤とした「シルクスクリーン基礎」「木版画基礎」を開講します。「版画基礎B」では,「銅版画基礎」「リトグラフ基礎」を開講。

また,版画の現状を紹介し論ずる「版画論」,アナログ・モノクロ写真とデジタル画像処理の基礎「映像」も,並行して教授します。

構想設計基礎A(1年次後期)・B(2年次前期)

「構想設計基礎A」,「構想設計基礎B」では,従来の専門メディア・技法習得型の教育ではなく,「イメージ・身体・言語」,「人間・時間・空間」,「システムとプロセス」等の基礎概念の検証をもとに柔軟な発想と独自の表現方法を身につけることを目指します。

技術面では,フィルムでの撮影と現像,デジタルフォトグラフィー,映像・映画,サウンド,プログラミング,インスタレーション,工作機械などの基礎を取得します。