環境デザイン専攻
教育目的

環境デザイン研究室は、デザイン科の中で空間デザイン全般を扱う領域です。人体のスケールに近い身近な住宅領域に始まり、店舗、美術館をはじめ、安らぎの都市空間もデザインの対象とします。現在大きな課題である地球環境問題や、景観問題、ユニバーサルデザインも含まれます。
環境デザイン研究室では、私たちを取り巻く世界における様々な空間領域を、デザイナーとして具体的に提案実施できる人材を教育します。
授業概要(カリキュラム)

学部での教育プログラムには住宅、店舗、集合住宅、美術館、ホテルなどの設計課題があります。
また並行して、木造建築の設計製図、鉄筋コンクリート造建築の設計製図、CADを用いた建築設計製図も学びます。これらを通して身近な生活領域から都市的な社会領域に至る空間デザイン設計の出発点を形成します。
家具や住宅、飲食店やブティックから工場・オフイスビル・駅前商業施設・空港・都市計画・農山村計画など、幅広い領域も設計可能な対象として研究します。私たちの社会における空間デザインのすべての領域での設計が可能な出発点を勉強し体得します。
環境デザイン領域教育の中心的プログラムには、計画手法・構造・設備・スケール・部位の仕様・素材・法規・空間の歴史・地球環境問題等の現実社会でデザインを行う根本的課題とその解決手法が含まれます。
本研究室は、総合的な“芸術”に根ざし、感性に満ちた“環境デザイン”と空間デザイン領域認識に向かうプログラムを目標としています。
教育にあたっては、デザイナー・教育者として実践を行っている外部の先生方の協力を頂いています。学生は自身に得意な分野を建築デザイン・インテリアデザイン・ランドスケープデザイン・家具デザイン・都市デザインとして又そのオーバーラップされた空間領域として理解し探究し卒業することとなります。大学院、就職の場での空間デザインにおける個性の発露を社会への提案として行うこととなります。
なお、環境デザインを専攻した学生は、二級建築士受験資格認定科目を履修しますが、受験資格は学生個別に審査されます。
科目一覧
学生インタビュー
「環境デザイン専攻で学んで良かったことは?」
環境デザインが他の専攻と大きく違うのは、物差しでは測れない極めて大きなスケールまでをデザインの領域としていることです。それは、空間という一つのハコに収まったあらゆる分野を複合的に考えると言うことであり、言い換えれば、空間に収まるものであれば、なんでもデザインの要素として取り組むことが可能である、ということです。その空間に必要な目的を達成するために、視覚効果を用いてビジュアル的側面から空間を考えることも、アイテムを考案してプロダクト的側面から解決策を見出すこともできます。もちろん、空間を収容する建築的側面からプロジェクトを計画することもできます。
課題は、基本的に、建築およびインテリアの知識を学ぶことがメインとなりますが、前述したような様々なアプローチの仕方で、幅広い知識と、大きなスケールのバランス感覚を養えることが、環境デザインの大きな利点だと思います。
4回生 安田好晴
受賞者リスト
授業に関連した専攻での活動について
(学外連携や文化芸術資源の地域還元の取組等)
「京都市城巽学区でのサマーアートスクールの実施(2010年)」
サマーアートスクールは、京都芸大の長い歴史の中で蓄積した専門的・総合的な芸術教育機能を活用して、専任の教員がそのノウハウを提供する講座です。
環境デザイン専攻は、2010年に、城巽地区で活動されている方々からそのお話を伺うとともに、京都市の景観における地域の位置づけを確認し、現場のまち歩きを行いました。
京都の中心部における景観まちづくりは、それぞれ地域の特徴を持って地域の人々によって進められています。城巽学区でも、30の町内会がまとまった自治連合会として、御池通の緑の活動や、フェスティバル、堀川の清掃活動など様々なまちづくりを進められています。
都心の景観まちづくりが、どのような成果を上げているのか、また今後の課題をどう捉えていくのかを、景観まちづくりの指導に詳しい講師の導きにより、地域の方々と参加者のみなさんと共に考えました。
学生作品



非常勤講師(実技)一覧
- 赤西信哉
- 芦澤竜一
- 新井清一
- 井上和洋
- 竹内秀典
- 竹口健太郎
- 筑波幸一郎
- 中村勇大
- 服部滋樹
- 藤脇慎吾
- 山崎亮
- 山本麻子










