加須屋明子

加須屋明子KASUYA Akiko

加須屋明子

  • 役職:教授
  • 専攻:総合芸術学
  • 専門:美学・芸術学

コメント

近現代の美術、とりわけポーランドを中心とした旧東欧地域の状況に大変興味を持って調査を続けています。同時に、社会において芸術の担う役割について注目しつつ、考察を行っています。現代社会の様々なひずみ、矛盾についていち早く察知し、問題提起を行うのは芸術家たちであり、そうした作家を紹介することを通じて表象文化の重要性を積極的に見出してゆきたいと思います。

略歴

1963 兵庫県生まれ
1988 京都大学大学院哲学研究科修士課程美学美術史学専攻修了
1989-1991 ヤギェウォ大学哲学研究所美学研究室留学(クラクフ、ポーランド)
1991 京都大学大学院哲学研究科博士後期課程美学美術史学専攻単位取得満期退学
国立国際美術館学芸課研究員
2000 国立国際美術館学芸課主任研究官
2008 京都市立芸術大学美術学部 准教授
2015 京都市立芸術大学美術学部 教授

最終学歴及び学位称号

京都大学大学院文学研究科博士修了

業績・研究発表

受賞歴

2006年 西洋美術振興財団学術賞受賞

主な担当展覧会
1998 『芸術と環境-エコロジーの視点から』 国立国際美術館
2000 『近作展24 ミロスワフ・バウカ<食間に>』 国立国際美術館
2001 『近作展26 ローリー・トビー・エディソン-からだへの瞑想-』 国立国際美術館
2002 『いま、話そう-日韓現代美術展』 国立国際美術館
2003 『川崎清 美術館建築とその周辺』 国立国際美術館
2005

『転換期の作法 ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの現代美術』

国立国際美術館/広島市現代美術館/東京都現代美術館

2006 『三つの個展:伊藤存、今村源、須田悦弘』 国立国際美術館
2008 『液晶絵画 Still/Motion』 三重県立美術館/国立国際美術館/東京都写真美術館
『塩田千春 精神の呼吸』 国立国際美術館
2011 『京芸Transmit Program#2「転置」』 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
『Yoshihiro Suda』日本美術技術博物館 Manggha(クラクフ、ポーランド)
2012

『遠くて、近すぎる。ドミニク・レイマン』

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/Yumiko Chiba Viewing Room(東京)

2013

『龍野アートプロジェクト2013 刻の記憶 Arts and Memories』

うすくち龍野醤油資料館周辺の醤油蔵ほか(兵庫県たつの市) 2013年11月15日―24日 芸術監督

『存在へのアプローチ-暗闇、永遠、日常- ポーランド現代美術展』

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA A,B,C 2013年12月7日―23日(InSitu財団、京都市立芸術大学)

2014 「龍野アートプロジェクト2014 日波現代芸術祭「流れ Flow」」うすくち龍野醤油資料館周辺の醤油蔵ほか(兵庫県たつの市) 2014年11月1日―16日 芸術監督
2015

ワークショップ「昼の家、夜の家」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(監修)

「死の劇場―カントルへのオマージュ」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

研究発表・講演
1994 「Tetsumi Kudo(工藤哲巳)」ポ-ランド美学会口答発表
1997⁄1999 「Natura czy kultura- o kojacym rzalaniu dzielo sztuki(芸術における融和作用について)」1997年  ポーランド美学会口答発表 「自然か文化か-忘却時代における現代美術の一考察」1999年  美学会西部会口答発表
2004.5 「Post-media arts」ポーランド美学会口頭発表
2004.11 「Understanding others: contemporary art from Korea and Japan」11月16日 ワルシャワ美術史家協会/11月17日 トルン大学
2004.12 「ポストメディアアート/仮想空間における美術の未来-京都ビエンナーレ2003を中心に-」12月18日 京都美学美術史学大会、京都大学
2005.10 「ポーランド現代美術」冷戦期のヴィジュアル・カルチャー研究会、10月9日 埼玉大学サテライト会場(東京)
2005.10 「ポーランド現代美術における«ヨーロッパ回帰»」10月29日 フォーラム・ポーランド(ポーランド大使館、東京)
2007.10

「須田悦弘作品展示空間における西洋的要素と東洋的要素の融合について」10月27日 日本美術技術センター「マンガ」 日ポ友好50周年記念会議 「日本の変貌 1900-2000 -文明の進化と確信を目指して-」日本美術史パネル「日本美術の機能-公と私の間」

Japanese Art in Context: Public Realms and Private Realms」日本研究20周年記念シンポジウム20th Anniversary of Japanese Studies in Krakow and Poznan The International Conference in Japanese Studies “Civilisation of Evolution. Civilisation of Revolution. Metamorphoses in Japan, 1900-2000.”

2008.8 「ポーランド現代美術の一考察:バウカ、ジミェフスキらを中心に」第五回EU中央ヨーロッパ研究会‏8月10日 コンソーシアム京都
2009.1 「カトヴィッツェの前衛」地域研究コンソーシアム・次世代ワークショップ「人文学的アプローチによるポーランド地域主義研究――文学・芸術・言語を通して考えるポーランドの周縁地域――」1月10日 東京大学 本郷キャンパス 主催:地域研究コンソーシアム(JCAS)/共催:北海道大学スラブ研究センター、日本学術振興会「伝統と境-とどまる力と越え行く流れのインタラクション」第2グループ「越境と多文化」、東京大学文学部現代文芸論研究室
2009.7 「ポーランドの視覚文化にみるポリティックス」7月25日 埼玉県立近代美術館2階講堂「写真×プロパガンダ×デザイン」第7回 デザイン史学研究会シンポジウム
2010.8 「The Role of Art in the 21st Century: Polish Contemporary Art」 2010/8/13 The 18th International Congress of Aesthetics, Diversities in Aesthetics , Beijing, China 9-13 08 2010
2010.10 「A Study on Some Aspects of Japanese Contemporary Art: "HANA:A Visual Adventure with Fact Blending into Fiction" Exhibition」The Polish Society of Oriental Art and The Manggha Museum of Japanese Art and Technology cordially invitation :International Conference 「 ART OF JAPAN, JAPANISMS AND POLISH-JAPANESE ART RELATIONS」The Manggha Museum of Japanese Art and Technology in Krakow  OCTOBER 21TH – 23TH, 2010
2010.11 「ポーランド現代美術の一様相」第28回比較文明学会 11月28日 大会テーマ 「芸術から文明を考える — 収奪文明から還流文明へ」 池坊短期大学
2011.5 "Overturning" the Everyday: One Aspect of Contemporary Art, Aesthetics and Cultures. The 1st Polish-Japanese Meeting: Exchanging Experiences, Krakow (Poland), May 23-24. 2011
2011.8 国際シンポジウム「クシシュトフ・ヴォディチコ アートと戦争」ラウンドテーブル3「ヴォディチコと“ヒロシマ”-心の武装解除のために 」8月8~10日 北仲スクール(横浜文化創造都市スクール)
2011.10 「非・西欧的<わたくし>をめぐって」10月30日 京都文教大学 人間学研究所・臨床心理学部・健康管理センター 共催
2011.11 「コネクト!――つながるアジアの大学美術館」 セッションII 展覧会:先端性と公共性 11月4日 国際交流基金JFIC「さくら」
2011.11 国際シンポジウム「美術館建設中。東京-ワルシャワ」シンポジウム 11月14日 国立新美術館
2011.12

「21世紀の芸術家の担う役割についてーK.ヴォディチコの活動から見えること」

民族芸術学会第124回研究例会(音楽学会西日本支部第5回(通算356回)例会と合同)12月10日 京都市立芸術大学

2012.6

「アートにおけるアマチュアリズム」

シンポジウムパネリスト 6月2日 美学会西部会例会 九州大学

2012.10

京都市立芸術大学連続シンポジウム「創造のためのアーカイブズ」Part1「未完の歴史」

パネリスト 10月7日 京都市立京都堀川音楽高校ホール、京都

2013.2

「第三回メディア芸術コンベンション 異種混交的文化における批評の可能性」

パネリスト 2月16日、17日 政策研究大学院大学、東京 

2013.5

第66回美術史学会全国大会 国際シンポジウム「油彩への衝動」

司会 5月11日 関西大学

2013.7 “Amateurism in Art: The Revolt of the Everyday” The 19th International Congress of Aesthetics, Krakow, Poland July 21-27, 2013
2014.1

「存在へのアプローチ – ポーランド現代美術への誘い」

1月24日  東京大学文学部現代文芸論研究室

2014.5 “Art and Everyday life” Inaugural Workshop: From Garbage to Art: Environmental Consciousness in Japan in the Post-Cold War Era, 23 05 2014, Leiden University, Holland
2014.5 “Art and the body: Tatsuno Art Project 2013” International Philosophical Seminar Human Body in Comparative Approach:Philosophy, Literature & Art  29 May 2014, Pedagogical University of Kraków, Poland
2014.10 「日本美術技術博物館manggha:ポスターの特徴とその魅力」日本美術技術博物館設立20周年記念ポスター展、国際シンポジウム「クラクフにおける日本のふるさと-日本美 術技術博物館mangghaの20年」2014年10月15日 東京外国語大学
2014.11 美術評論家連盟主催・創立60周年記念シンポジウム「いま変容と対峙する:情報と批評/教育と批評」2014年11月30日 東京国立近代美術館講堂 第2部 教育と美術批評をめぐって
2014.12 レクチャー&シンポジウム 中欧の現代美術 2014年12月6日 京都芸術センター/  2014年12月12日 国際交流基金ホール  シンポジウム企画・司会
2015.1 連続講演会「アート、メディア、テクノロジー」「液晶絵画の行方」京都工芸繊維大学 2015年1月23日
2015.2 「ポーランドの前衛美術」2015年2月27日 ル・フォーラム(メゾンエルメス,東京)
2016.3 International symposium "Constructing a new concept of European history from historical experiences of borderlands" Discussant, March 25, 2016 at Tokyo University of Foreign Studies.
論文・著書等
主な著書
2003 「女が涙を流すとき -S.K.ランガーの芸術論を巡って」『美術史をつくった女性たち-モダニズムの歩みのなかで-』 勁草書房(共著)
2007 「ポーランド美術史」『ポーランド学を学ぶ人のために』 世界思想社(共著)
2010.3 「ポーランドの視覚文化にみるポリティックス」『写真×プロパガンダ×デザイン』 埼玉大学教養部 リベラル・アーツ叢書2 ミランカ・トーディチ+金子隆一+加須屋明子著 井口壽乃編 埼玉大学教養学部・文化科学研究科 3月20日 pp.67-78
2012.3 「ポーランドのネオ前衛 クシシュトフ・ヴォディチコとその周辺」『叢書コンフリクトの人文学4 コンフリクトのなかの芸術と表現 文化的ダイナミズムの地平』圀府寺司、伊東信宏、三谷研爾(編)大阪大学出版会 pp.105-125(共著)
2012 ‘Alternative Art Now: From Japan’, ‘Alternative Art Now: Sztuka Alternatiwa z japonii’ 14th Media Art Biennale WRO 2011 Alternative Now, The WRO Art Center, Wroclaw, pp.50-53, 112-114(共著)
2013 『中欧のモダンアート ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー』井口壽乃、加須屋明子 彩流社 2013年6月30日(共著)
2014 『ポーランドの前衛美術-生き延びるための「応用ファンタジー」』加須屋明子 創元社 2014年
2014 『中欧の現代美術 ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー』加須屋明子、井口壽乃、宮崎淳史、ゾラ・ルスィノヴァー著 彩流社 2014年12月25日(共著)
2016 「死の劇場 ― カントルを受け継ぐ」『タデウシュ・カントル生誕100周年記念 死の劇場―カントルへのオマージュ』展報告書、ギャラリー@KCUA
「ワークショップ「昼の家、夜の家」―葛藤を通じて得たもの、現実を動かす力」『Artist Workshop @KCUA House of Day, House of Night (昼の家、夜の家)』報告書、ギャラリー@KCUA
主な翻訳
1997 『博物館ドキュメンテ-ション入門』 勁草書房(共訳)
2005 『アヴァンギャルド宣言 中東欧のモダニズム』 三元社(共訳)
2014 『至宝のポーランド絵画』マリア・ポプシェンツカ著 渡辺克義、加須屋明子、小川万海子訳 創元社 2014年
主な論文
1998 「Natura czy kultura- o kojącym działaniu dzieło sztuki」Estetyka sensu largo, Wydział Filozoficzny Uniwersytetu Jagiellońskiego
2000 「自然か文化か -忘却時代における現代美術の一考察」『美学』第51号第3号
2005 「オートポイエーシス的システムとしての芸術作品-「いま、話そう-日韓現代美術展」を手がかりに-」 科研成果報告書『四大(土・水・火・風)の感性論-思想・アート・自然科学の関わりについての基盤研究-』
2007 「青い鳥を探して 中東欧の現代美術」『大阪大学21世紀COE「インターフェイスの人文学」研究報告書第七巻 モダニズムと中東欧の藝術・文化』
2007.4 「ポーランド現代美術における«ヨーロッパ回帰»?」『フォーラム・ポーランド2005-2006年会議録』 ふくろう出版、岡山 pp.18-21,68-71
2008 「現代美術における「不気味さ」、あるいは排除の構造について」 科研成果報告書『「〈醜〉と〈排除〉の感性論 -否定美の力学に関する基盤研究-』
2009.3 「ポーランド現代美術の一考察:バウカ、ジミェフスキらを中心に」『第五回EU中央ヨーロッパ研究会‏報告書』
2009.11 「冷戦期におけるポーランド美術の果たした役割・全体主義と民主主義の狭間で」『鹿島美術研究年報26号』財団法人鹿島美術財団pp.11-20
2012.4 ‘The Role of Art in the 21st Century: Polish Contemporary Art ‘Aesthetics' No.16 (April 2012)  pp.25-35
その他の活動
2011〜 龍野アートプロジェクト芸術監督
2014 京都市立芸術大学 特別研究『V4国(ポーランド,チェコ,スロヴァキア,ハンガリー)と日本における,冷戦期の芸術表現について』
2015 京都市立芸術大学 特別研究『中欧の前衛研究-複合的芸術分野における記憶の表象と身体表現の可能性について』