開設10周年記念シンポジウムのお知らせ
京都市立芸術大学移転記念事業
芸術資源研究センター開設10周年記念連続シンポジウム♯2
芸術とアーカイブの未来像
「アーカイブ」という言葉は、コロナ禍以後、ある活動をいつまでも振り返ることを可能にするものとして流行語になりました。文化芸術の世界でも「アーカイブ」は、過去と現在の活動を未来に伝えるものとして、近年多くの注目を集めています。しかしそもそも「アーカイブ」とは何なのかと問われたら、どうでしょうか。
「創造のためのアーカイブ」をキーワードとして研究活動をつづけてきた芸術資源研究センター(芸資研)は、今年度開設10周年を迎えます。これを機に、これまでの活動を振り返り、さらにこれからの芸術とアーカイブのあり方について学外の有識者とともに考えるシンポジウム「芸術とアーカイブの未来像」を開催します。
文化芸術は、創造的な継承によってこそ常に新たな息吹を吹き込まれます。デジタル技術や新たなツールが登場する現代において、文化芸術を創造的に継承していくにはどうすればよいのか。皆さんとともに考えたいと思います。
日 時:2025年2月8日(土)13:00-18:00(12:30開場)
場 所:京都市立芸術大学・A棟3階 堀場信吉記念ホール(〒600-8601 京都市下京区下之町57-1) アクセス
定 員:400名
参加費:無料
申 込:不要(先着順)
主 催:京都市立芸術大学 芸術資源研究センター
チラシ(PDF)
次 第
挨拶
赤松 玉女(京都市立芸術大学学長・理事長)
開会のおことば(リモート出演)
-10年を振り返って-
彬子女王殿下(京都市立芸術大学芸術資源研究センター特別招聘研究員)
<聞き手>森野 彰人(京都市立芸術大学美術学部長)
シンポジウム
第1部:芸術にはなぜ「創造のためのアーカイブ」が必要なのか
芸資研を創設した主要メンバーが、「そもそも芸資研によって何を実現しようとしたのか」を振り返ります。なぜ芸術には「アーカイブ」が必要なのか。いまだ新しさを失っていない、「過去に夢見たビジョン」について語ります。
<登壇者>
建畠 晢 (多摩美術大学名誉教授、京都芸術センター館長、元京都市立芸術大学学長)
石原 友明 (京都市立芸術大学美術学部名誉教授)
柿沼 敏江 (京都市立芸術大学音楽学部名誉教授)
<司 会>
佐藤 知久 (京都市立芸術大学芸術資源研究センター教授)
|合間|
音響彫刻のライブ演奏
岡田 加津子(京都市立芸術大学音楽学部教授)
渡辺 亮 (パーカッショニスト)
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第2部:「芸術とアーカイブ」の未来像
芸術とアーカイブに関する先駆的な活動を行っている学外の研究機関・美術館の方々をお招きして、それぞれの現場で実践されてきた「芸術とアーカイブをめぐる活動」について御紹介いただきます。その上で、これからの「芸術とアーカイブ」について、その多様なあり方を未来に向けて議論します。
<登壇者>
渡部 葉子 (慶應義塾大学ミュージアム・コモンズ副機構長、アート・センター教授)
光田 由里 (多摩美術大学アート・アーカイヴ・センター所長・教授)
伊村 靖子 (国立新美術館情報資料室室長・主任研究員)
平 諭一郎 (東京藝術大学未来創造継承センター准教授)
佐藤 知久 (京都市立芸術大学芸術資源研究センター教授)
<コメンテーター>
加治屋 健司(東京大学大学院総合文化研究科教授)
<司 会>
松井 茂(情報科学芸術大学院大学図書館長・教授)
クロージング・スピーチ
田中 栄子(京都市立芸術大学美術学部教授・芸術資源研究センター所長)
問合せ先:京都市立芸術大学 芸術資源研究センター事務局
arc@kcua.ac.jp
※ 会場内誘導や座席などについて、特別な配慮を必要とされる方は、1月31日までに問合せ先まで御相談ください。御希望に沿うよう配慮の上で対応します。