閉じる

共通メニューなどをスキップして本文へ

ENGLISH

メニューを開く

交換留学に関する講演会(講師:RCA交換留学1期生 ヤノベケンジさん)-5

5 交換留学で得たもの

 RCAに行って、自分の意識を大きく変えられたっていうことは、今ここ日本でみんなに対してこうしてしゃべることができる、あるいは作品を作り続けることができる、たくさんの人とつながって自分の作家としての立ち位置を確保し続けることができる、大きなきっかけだったんですね。

 海外に行き、環境を変え、そして自分自身を見つめ直すことができたというのは、僕にとってはものすごく大きなものにつながった。

 サイモン先生から留学の話をしてほしいと言われた時に、交換留学っていうものの意味を改めて考え直すと、すごくあったと思いました。大きなきっかけをもらったのがRCAと京都芸大との交換留学だったというのを伝えたいなと思って、今日、来たんですね。

 90年初頭に、キリンプラザや水戸芸術館で個展をしたりと、爆発的な創造力を得られたのは、このタンキングマシーンという羊水的な瞑想タンクを作ったんですけど、それを作る半年くらい前に、すでに羊水の中に浮かぶ瞑想体験をロンドンの地でしていたからだと思っています。

 これは僕個人の経験でしかないんですけど、同じようなことがみんなにもおこるんじゃないかと思っています。

 僕にとって京都芸大は、いい経験をさせて貰った場所で、そこから優秀なアーティストがどんどん出て行く場所です。

 僕の時は留学はRCA一つだけでした。ここまで選択肢が広がっているなら、ぜひ行くべきだと思うし、行った人は、だいたい大きくステップアップしていると思いますね。名和晃平君も金氏撤平君も行ってるんですよね。