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日本伝統音楽研究センター

重要なお知らせ

2023年12月20日、本学 日本伝統音楽研究センターのウェブサイト(https://rcjtm.kcua.ac.jp/)に不正なアクセスがありました。二次被害を防ぐため、残されたデータはすべて削除し、現在公開停止としております。ご不便をおかけいたしますが、当該サイトの復旧まで、日本伝統音楽研究センターの情報は、現在ご覧いただいております本学ウェブサイトにてご確認いただきますようお願い申し上げます。

【参照】日本伝統音楽研究センター ウェブサイトへの不正アクセスについて(2023.12.22)|お知らせ

日本伝統音楽研究センター関連のイベント情報|京都市立芸術大学

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センターの概要

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター(通称:でんおん、伝音センター)は、日本の社会に根ざす伝統文化を、音楽・芸能の面から総合的に研究することを目指して、2000年に開設されました。

日本の伝統的な音楽や芸能は、古くから日本の地で、外からの要素の受容を繰り返し、独自の様相を今日に示しています。日本語と同じように、日本の、そして世界の貴重な宝です。これらは文化遺産として維持継承されるだけでなく、新しい文化を創造するための源泉として注目されています。

1200年以上にわたって日本の文化創造の核となっている京都は、国内外における認知度が高く、多くの大学や研究機関が集まっています。日本伝統音楽研究センターは、そうした利点を有効に生かし、国内外の研究者・研究機関・演奏家等と提携し、成果や情報を共有・交流する拠点機能の役割を果たすことによって、日本伝統音楽研究の核となることを目指しています。

センターの活動

1 文化遺産を継承させる―収集と保存―

日本の伝統的な音楽・芸能に関する無形・有形文化財や、それらの研究成果物を広く収集、整理、保存します。古文書、楽譜、楽器、絵画資料、音響資料、映像資料など、さまざまな文化遺産を次世代に継承させ、それらを活用していくための最も基本的な作業です。

2 探究の精神を具体化させる―全国的・国際的レベルのセンターとして―

当センターに所属する研究員(専任教員、非常勤講師)が行う調査研究はもとより、国内外から来訪する外部の研究者(共同研究員)を交え、時には外部機関等と提携しながら、活発な共同研究や共同調査を行っています。

演奏者や制作関係者など関連分野の専門家も研究者の立場で、調査研究活動に加わります。

3 「学び」のサポート、日本伝統音楽の「知」と「魅力」を共有する―社会還元と啓蒙―

日本伝統音楽研究の情報発信拠点として、収蔵資料や研究成果の公開に努めています。

  1. 公開講座、セミナー、展観等の企画・主催
  2. 出版物の編集・刊行(紀要、所報、研究報告書、DVD等。一部は無償配布)
  3. 各種のデジタルアーカイブの作成とインターネットによる公開

研究の対象

日本における古代から近現代までの、あらゆる時代の音楽・芸能が研究の対象となりえます。芸術的なものから、生活(民俗)に根ざした素朴なものまで、その内容・時代・場・目的等を踏まえ、以下のように整理しています。

1 伝統的な芸術音楽の歴史・現状・未来をみすえる

―明治までに成立した伝統音楽の展開と伝承―

  • 古代:祭祀歌謡と芸能(楽器等の考古学的遺物を含む)
  • 上代・中古:仏教音楽(声明等)/宮廷の儀礼/宴遊音楽(雅楽等)
  • 中世:仏教芸能(琵琶、雑芸、尺八等)/武家社会の芸能(能・狂言等)/流行歌謡(今様、中世小歌等)
  • 近世:外来音楽(切支丹音楽、琴楽、明清楽)/劇場音楽(義太夫節・常磐津節等の浄瑠璃、長唄、歌舞伎囃子等)/非劇場音楽(地歌箏曲、三味線音楽、琵琶楽、尺八等)/流行歌謡(小唄、端唄等)

2 近代社会での伝統音楽の展開をみすえる

  • 伝統音楽の発展とその可能性に関する事象の研究
  • 伝統音楽の享受と教育に関連する事象の研究

3 広い視野で生活の音楽をみすえる

  • 民間伝承と日本関連諸地域及び先住民族の音楽・芸能の研究
  • 生活における音楽・芸能(わらべうた・民謡、祭礼音楽等の民俗芸能)の研究

教員紹介

特別研究員

  • 竹内 直
  • 根本千聡
  • 光平有希

関連リンク