田鍬智志
- 役職:准教授
- 専攻:日本音楽研究専攻
- 専門:音楽史学・民間藝能研究
コメント
一千年以上の伝承をもつ雅楽。いま私たちが聴いている雅楽は、平安時代に鳴り響いていた雅楽でなければ、鎌倉時代・室町時代・江戸時代の雅楽でもありません。雅楽は長い時をかけて高度な洗練を遂げてこんにちに至っていることが、戦後の国内外の研究により明らかになりつつあります。それぞれの時代の雅楽はどんな響きだったでしょう。謎だらけの雅楽の歴史。その解明に挑んで下さる学内外の方々を歓迎いたします。
略歴
1974年、鳥取県生まれ。
2002年、大阪芸術大学大学院芸術文化研究科博士後期課程修了(芸術文化学)
大阪芸術大学大学院文化研究科嘱託助手、大阪府教育委員会事務局文化財保護課非常勤嘱託員(伝統文化)、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター非常勤講師を経て、
2012年より現職。
所属学会
(社)東洋音楽学会
日本音楽学会
近畿民俗学会
最終学歴及び学位称号
大阪芸術大学大学院芸術文化研究科博士後期課程修了
業績・研究発表
著書
2009 | 大阪府の民俗芸能─大阪府民俗芸能緊急調査報告書、大阪府教育委員会文化財保護課編発行(共著) |
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論文・研究ノート
2000 | 「舞譜『掌中要録』における身体動作の解釈をめぐる諸問題」、日本音楽学会『音楽学』第45巻3号 |
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2004 | 「江戸期舞楽における動作様式の変遷─左方舞の下肢動作に着目して」、日本音楽学会『音楽学』第49巻3号 |
2007 | 「再考─地方の舞楽と中央の舞楽」、東洋音楽学会『東洋音楽研究』第72号 |
2009 | 「遠州の舞楽」、『季刊悠久』第114号 |
2012 | 研究ノート「中央の舞楽と地方の舞楽の旋律様式─箏譜にみる基本旋律と遠州森町十二段舞楽の笛旋律─」、日本伝統音楽研究センター編『日本伝統音楽研究』9号 |