『わが陶器造り』刊行のお知らせ

重点研究の一つ「富本憲吉アーカイブ・辻本コレクション」より『わが陶器造り』が刊行されました。
発行 2019年1月11日
企画 京都市立芸術大学芸術資源研究センター
編者 森野彰人 前崎信也
発行所 株式会社 里文出版
 
1952年,京都市立美術大学教授であった憲吉1886­1963)は陶芸を学ぶ学生たちのために教科書を書きました。それが『わが陶器造り』です。
作陶から焼成,販売までのノウハウが詳細に記されたガリ版刷りの小冊子。
そこには、の「陶芸家とはこうありたい・こうあるべき」という魂の叫びが宿っているようです。
今回詳細な注釈を付け足した復刻版を刊行しました。

糸が紡ぐ音の世界 開催のお知らせ 

記譜法研究会企画 シンポジウム&コンサート

糸が紡ぐ音の世界


  • 日時:2019年2月16日(土)14:00~17:00
  • 場所:シンポジウム 京都市立芸術大学 大学会館交流室/コンサート 京都市立芸術大学 大学会館ホール
  • 参加無料(事前申込不要)

チラシ


〈概要〉
織物やその技術は記譜(ノーテーション)の一種として読むことができる。糸や繊維を撚りあわせ,紡ぐという行為は,線を書き込む行為に似ている。それはまた網を縫い合わせ,布を織る技術を生み出し,さらには機織りのために紋紙という記譜法を作り出した。結ぶ行為,織る行為は「記す」という行為と表裏一体である。織物,織る行為,織りの音を身体が媒介する。世界各地の「織り」を通して,織ることと,記すこと,そして音響の世界の関係を探る。


【シンポジウム】
織物・身体・ノーテーション
伊藤悟 |国立民族学博物館外来研究員・文化人類学|
井上航 |国立民族学博物館外来研究員・民族音楽学|
滝奈々子|京都市立芸術大学芸術資源研究センター研究員・民族音楽学|
谷正人 |神戸大学・民族音楽学|
藤野靖子|京都市立芸術大学美術学部教授・織物|
佐藤知久|京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授・文化人類学|[コメンテーター]
柿沼敏江|京都市立芸術大学芸術資源研究センター所長・音楽学|[司会]
谷正人 |サントゥール演奏|

【コンサート】
トーク
藤枝守|九州大学芸術工学研究院教授・作曲家|
藤野靖子
伊藤悟

藤枝守:筝四面による《織・曼荼羅》(委嘱新作)

出演:中川佳代子,丸田美紀,大八木幸恵,渡部志津子(十七弦筝)
録音:山口友寛

柿沼敏江退任記念 フルクサスを語る 開催のお知らせ


京都市立芸術大学音楽学部教授,芸術資源研究センター所長 柿沼敏江退任記念

フルクサスを語る


  • 日時:2019年1月19日(土)14:00~17:00(13:30開場)
  • 場所:シンポジウム 京都市立芸術大学 大学会館交流室/コンサート 京都市立芸術大学 大学会館ホール
  • 参加無料(事前申込不要)

チラシ


〈概要〉
フルクサス
Fluxusという流れはひとつところにとどまることなく,常に動き,変化する。国境を越えて,グローバルに飛び火する。固定した造形の確かさよりも,イヴェントやパフォーマンスによる儚さを選び,唯一無二のオリジナルではなく「マルティプル」という複数性を好む。シンプルな形と戯れ,偶然のなかに息づく。メディア間を自在に行き来し,芸術と日常を混ぜ合わせる柔軟性を武器とする。フルクサスは無定形でとらえどころがない。そのフルクサスをどう理解し,どう語ればいいのか...


【講演】
フルクサスと音
柿沼敏江 (京都市立芸術大学音楽学部教授)

【シンポジウム】
フルクサス––起源・記憶・記録
一柳慧  (作曲家)
塩見允枝子(作曲家)
建畠晢  (美術評論家、多摩美術大学学長)
井上明彦 (京都市立芸術大学美術学部教授)[コメンテーター]
柿沼敏江 (京都市立芸術大学音楽学部教授・司会)

【コンサート】
一柳慧:電気メトロノームのための音楽 (1960)
小杉武久:ミクロ1 (1961)
塩見允枝子:無限の箱から——京都版 (2019)
      
出演:大井卓也、上中あさみ、北村千絵、橋爪皓佐、山根明季子ほか


アーカイブ
研究プロジェクト「フルクサスのオーラル・ヒストリー」

塩見允枝子、一柳慧、靉嘔、エリック・アンデルセン 

第24回アーカイブ研究会のお知らせ

第24回アーカイブ研究会

特集展示「鈴木昭男 音と場の探究」をめぐって


  • 日時:2018年12月16日(日)14:00−
  • 場所:京都市立芸術大学 大学会館ホール
  • 参加無料(事前申込不要)

チラシ


〈概要〉

第24回アーカイブ研究会では、和歌山県立近代美術館で開催された特集展示「鈴木昭男 音と場の探究」(2018年8月4日~10月21日)を企画された奥村一郎氏を講師にお招きします。同展は日本におけるサウンドアートの先駆者である鈴木昭男氏の、1960年代から今日に到る足跡を辿る内容で、チラシやポスター、リーフレットといった印刷物、写真、映像、パフォーマンスで使用した音具などを主要な展示物として構成しました。展示を振り返りながら、今後進める鈴木昭男氏所蔵資料のアーカイブ計画についてもお話いただきます。また、トークとともに鈴木昭男氏によるパフォーマンスをおこないます。


■講師プロフィール
奥村一郎
和歌山県立近代美術館学芸員
近年担当した展覧会は,「アメリカへ渡った二人 国吉康雄と石垣栄太郎」(2017),「なつやすみの美術館6 きろくときおく」(2016)など。鈴木昭男氏に関しては,2005年に「鈴木昭男:点音 in 和歌山 2005」を開催。また2015年には,その10周年記念イベントをゲストに梅田哲也氏を招いて行った。

鈴木昭男
1941年生まれ。60年代より「自修イベント」の形で「音」の世界に目覚め,70年代には「アナラポス」その他の創作楽器による演奏を開始し,南画廊・東京で個展(1976)。80年代は,素材そのものから音を探る「コンセプチャル・サウンドワーク」を創始,ドクメンタ 8・カッセルに出場した。〈1日の自然に耳を澄ます〉音のプロジェクト「日向ぼっこの空間」を遂行(1988)。90年代からインスタレーションを手がけ,べルリンでのソナンビエンテ・フェスティバル(1996)で発表の「点 音(おとだて)」(60年代の自修イベントの公共板としての〈巷に耳を澄ます〉ポイントのマーキング作品)を各地で行ってきている。今年は、KUNST MUSEUM BONNにて新作を発表したほか,熊野古道なかへち美術館では,開館20周年記念特別展「鈴木昭男 ー内 在ー」を,和歌山県立近代美術館との連携企画として開催している。

展覧会のお知らせ

「クロニクル京都1990s―ダイアモンズ・アー・フォーエバー、アートスケープ、そして私は誰かと踊る」


会期|2018年10月6日(土)~1月20(日)10:00~22:00(最終入館 21:30)
※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※ただし2019年1月1日(火・祝)は22:00まで(最終入館 21:30)
会場|森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
主催|森美術館
企画|椿 玲子(森美術館キュレーター)、石谷治寛(京都市立芸術大学芸術資源研究センター研究員)
協力|京都市立芸術大学芸術資源研究センター、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(アーティスト)、山中 透(ミュージシャン)、シモーヌ深雪(シャンソン歌手、ドラァグクィーン)、佐藤知久(京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授)
料金|一般 1,800円/学生(高校・大学生)1,200円/子供(4歳~中学生)600円/シニア(65歳以上)1,500円※「カタストロフと美術のちから展」チケットで鑑賞可
ウェブサイト|https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/mamresearch006/index.html


〈展覧会経緯〉

「クロニクル京都1990s―ダイアモンズ・アー・フォーエバー、アートスケープ、そして私は誰かと踊る」は森美術館の「MAMリサーチ006」で、芸術資源研究センターの研究員石谷治寛と森美術館のキュレーターの椿玲子の共同企画です。本企画のもととなる調査は、2016年末からアーティスト、ブブ・ド・ラ・マドレーヌさんの協力で旧アートスケープに残された資料調査に端を発します。芸術資源研究センターでは、第17回アーカイブ研究会「エイズ・ポスター・プロジェクトを振り返る」http://www.kcua.ac.jp/arc/2017/05/17/で、当時の主催者たちとのディスカッションを行いました。
その後、関係者の協力を得て、資料の整理、映像テープやスライドのデジタル化、ビデオ・インタビューを行ってきました。
今回の展示では、それらの資料に加えて、マルチメディア・アーティスト集団ダムタイプ制作のポスターやチラシ、コンピレーション映像、本学卒業生も立ち上げに尽力したクラブイベント「ダイアモンズ・アー・フォーエバー」のフライヤーなども収集し、壁面に複製展示しております。
芸術資源研究センターでは2015年度に古橋悌二『LOVERSー永遠の恋人たち』(1994年)の修復を行い(http://www.kcua.ac.jp/arc/lovers/)、2016年度には、京都芸術センターでの展示に協力しましたが、本作の歴史的文脈を1990年代に焦点をあてて検討する資料展示にもなっています。
12月11日、12月12日には以下の関連プログラムも行われています。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/mamresearch006/03/index.html


〈関連イベント〉

ドラァグクィーン・パーティー&フィルム・スクリーニング
「DIAMONDS ARE FOREVER TOKYO」
本イベントの第1部では、ドラァグクィーン・パーティーと『ダイヤモンド・アワー』(1994)の上映が一体となったゴージャスかつ実験的なパフォーマンスが行われます。『ダイヤモンド・アワー』とは、「ダイアモンズ・アー・フォーエバー」にレギュラー出演していたD・K・ウラヂが、ミス・グロリアス(*1)をヒロインに、当時のレギュラーメンバーであったドラァグクイーンたちを、総出演させて自主制作した映像作品です。1992年にHIV感染を告白したミス・グロリアスの身体がクリスタル・シティに見立てられ、その中で繰り広げられるHIVウイルスとの闘いとその果ての死を、時にスタイリッシュに、時にブラックユーモアたっぷりに描いた、日本初のドラァグクイーン・ムービーです。その映像作品の中で繰り広げられるショーの数々を、当時の出演者と現在「ダイアモンズ・アー・フォーエバー」に出演中のドラァグクィーンたちが、映像に合わせてパフォーマンスを繰り広げていきます。
第2部では、ドラァグ・スタイルのレヴューショーを、パフォーマー総出演でめくるめく華やかさでお届けします。ダンスタイムは「ダイアモンズ・アー・フォーエバー」のレギュラーDJであり、山中透名義でダムタイプやオン・ケンセンの音楽を担当したDJ LaLaと、ピチカート・ファイヴの小西康陽をレギュラーゲストに迎え、渋谷系ラウンジパーティーを主催しているDJ korが務めます。オープンからラストまで、エキセントリックな空間の顕現に、誰もが未体験の衝撃を受けることでしょう。
*1 ミス・グロリアス=古橋悌二(故人)

出演:DJ LaLa、DJ kor、シモーヌ深雪、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ、マミー・ムー・シャングリラ、フランソワ・アルデンテ、アフリーダ・オー・ブラート、そよ風さん、ショコラ・ド・ショコラ、サナ・サイーダ、オナン・スペルマーメイド、ダイアナ・エクストラバガンザ、エンジェル・ジャスコ、おりいぶぅ、ウラジミール・パウダリーナ ほか

日時|2018年12月11日(火)19:30~0:30(受付開始 19:00)パーティー・スタート 19:30パーティー・クローズ 0:30
1部 飛び出すダイヤモンド・アワー(3D)
2部 Show The Revue on Revue
会場|AiSOTOPE LOUNGE(アイソトープ・ラウンジ)
〒160-0022 東京都新宿区新宿2丁目12-16 セントフォービル1階
問い合わせ|AiSOTOPE LOUNGE Tel: 03-6380-1504
料金|当日3,500円(1ドリンク付き)、フライヤー割引3,000円(1ドリンク付き)※本イベントのフライヤーを当日ご持参ください。
主催|DIAMONDS ARE FOREVER
協力|森美術館

第23回アーカイブ研究会のお知らせ


第23回アーカイブ研究会

「日本の録音史(1860年代~1920年代)」

第23回は,音楽学者の細川周平氏をお招きします。


  • 日時:2018年10月11日(木)17:30−19:00
  • 場所:京都市立芸術大学芸術資源研究センター
  • 参加無料(事前申込不要)

チラシ


〈概要〉

講師は以前、国立民族学博物館にて「植民地主義と録音産業―日本コロムビア外地録音資料の研究」(平成17~18年度科研費)に参加して、録音のアーカイブ化に携わった経験、日本最初の円盤禄音として知られるフレッド・ガイスバーグ録音のCDボックス制作に関わった経験を持つ。今回は日本の初期録音史を振り返り、アーカイブ化の意義について考えます。


■講師プロフィール
細川周平
音楽学者。国際日本文化研究センター教授
主な著書:『日系ブラジル移民文学 2 ―日本語の長い旅 [歴史]』2013、『日系ブラジル移民文学 1 ―日本語の長い旅 [評論]』2012、『民謡からみた世界音楽 うたの地脈を探る』2012、『遠きにありてつくるもの―日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』2008、Karaoke Around the World: Global Technology, Local Singing (三井徹共編) 2001、『シネマ屋ブラジルを行く』1998、『サンバの国に演歌は流れる』1995、『レコードの美学』1990など。

第22回アーカイブ研究会のお知らせ


第22回アーカイブ研究会

NETTING AIR FROM THE LOW LAND
空を編むー低い土地から

第22回は,アーティストの渡部睦子氏をお招きします。


  • 日時:2018年10月4日(木)17:30−19:30
  • 場所:京都市立芸術大学芸術資源研究センター
  • 参加無料(事前申込不要)
  • Special Performance by MAMIUMUートークの後にMAMIUMUによるパファオーマンスを予定しております。

チラシ


〈概要〉

約20年に及びオランダをベースにさまざまな土地を移動し、また人に出会いながら「そこにあるもの」を取り込み、独自のユニークな視点で再構成し作品制作を続けてきた渡部睦子。
今年の6月にアムステルダムのハウス・マルセイユ写真美術館で発表した新作、同時に出版された自身の本” NETTING AIRFROM THE LOW LAND”、さまざまな場所での制作プロセスなどについて、アーカイブという視点も含めつつお話ししていただきます。


■講師プロフィール
渡部睦子
1969年愛知県刈谷市生まれ。1992年京都市立芸術大学美術学部工芸専攻(陶磁器)卒業、1994年同大学大学院美術研究科工芸専攻(陶磁器)修了。1988年サンドベルグ・インスティテュート、2002年ライクスアカデミー、アムステルダム修了。1995年よりオランダを拠点に、アートを介し異なる国や文化、コミュニティーを訪れ「地元の人に何かを教えてもらう」ということをキーワードに様々な形態を用いて作品の制作を試みている。

第21回アーカイブ研究会のお知らせ


第21回アーカイブ研究会

コミュニティ・アーカイブをつくろう! 
せんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」奮闘記


  • 日時:2018年9月28日(金)17:30−19:30
  • 場所:京都市立芸術大学芸術資源研究センター
  • 参加無料(事前申込不要)

チラシ


〈概要〉

今年はじめに刊行された、『コミュニティ・アーカイブをつくろう! せんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」奮闘記』(晶文社)の著者3名によるトークイベントを開催します。

「3がつ11にちをわすれないためにセンター(わすれン!)」は、せんだいメディアテークが2011年に開設した、市民・専門家・メディアテークスタッフの協働による、東日本大震災とその復興のプロセスを、独自に発信・記録するためのプラットフォームです。

個々人による災害の記録は、近年twitterなどでも注目されています。けれども、こうした記録がマスメディアに利用されるだけでなく、つぎの災害にまで届く「声」になるためには、工夫が必要です。

この本では、「個別的で微細な手ざわりをもつ出来事を、さまざまな技術と道具をつかって、自分たちで記録し共有する」ための活動を、コミュニティ・アーカイブと呼んでいます。本書には、わすれン!に蓄積された、コミュニティ・アーカイブづくりのノウハウと成果、これからの課題をまとめました。

トークイベントでは、本書の背景と内容、そこに書ききれなかったことを紹介するとともに、本書刊行後に著者3人が続けているそれぞれの活動について、社会活動とアート、建築と展示とデザイン、記録とアーカイブと人類学など、さまざまなトピックについてお話します。


■講師プロフィール
甲斐賢治
1963年大阪府生まれ。せんだいメディアテーク アーティスティック・ディレクター。[remo]記録と表現とメディアのための組織や、[recip]地域文化に関する情報とプロジェクトなどを通じて、社会活動としてのアートに取組んでいる。

北野央
1980年北海道生まれ。公益財団法人仙台市市民文化事業団 主事。2011年からせんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を担当、「レコーディング イン プログレス」(2015)「震災と暮らし」(2016)などの展覧会を行う。

佐藤知久
京都市立芸術大学芸術資源研究センター専任研究員/准教授。

イベントのお知らせ


空間との協働 ー サウンドアートの現在:ヨハネス・ジスターマンス氏を迎えて

ドイツから来日中のサウンドアーティスト、ヨハネス・ジスターマンス氏をお招きして、サウンド・アートについてのレクチャーとパフォーマンスを行います。終了後には、Q&Aの時間も設けます。どなたでも、ふるってご参加ください。


日時:2018年4月16日(月) 17:30〜19:30
場所:京都市立芸術大学 芸術資源研究センター カフェスペース
参加無料・事前申し込み不要
チラシ

<タイムスケジュール>
17:30
レクチャー「サウンド・アートって何?」
中川真(大阪市立大学特任教授)

18:00
アーティストトーク
ヨハネス・ジスターマンス

18:30 休憩

18:45
パフォーマンス
ヨハネス・ジスターマンス

19:15 質疑応答


ヨハネス・ジスターマンス氏 | Johannes S. Sistermanns
作曲、パフォーマンス、サウンドアート。ケルン音楽大学にてマウリチオ・カーゲルに師事。

ジスターマンスの作品は音響彫刻のインスタレーション(音響造形)、ラジオアート、エレクトロ・アコースティック作品、インターネット活用の音響ライブ、パフォーマンス、グラフィック記譜、通常の楽器のための作曲など、極めて多岐にわたっている。
これまでに、全ヨーロッパ、オーストラリア、日本、中国、USAから招聘され、主要機会としてKnitting Factory 1995、Melbourne Festival 1997, EXPO 2000 World Exhibition Hannover, Goethe-Institut Tokyo, Kyoto, Osaka 1998-2005, Donaueschinger Musiktage 1996/1999/2005/ 2016, World Music Days Stuttgart, 2006/ Sydney 2010、’International Summercourses’ Darmstadt 2004/2006 などが挙げられる。
ラジオ音響作品は、ドイツのSWR/HR/WDR/SR/DLR/DLF、オーストラリアのthe ABC Radio FM Sydney / Melbourne、オランダの VPRO Radio Hilversum、オーストリアのORF Kunstradio Vienna から委嘱されている。Karl-Sczuka-Advancement Award (SWR) 1997、 German Sound Art Prize (WDR Cologne, Marl Sculpture Museum) 2008、Prix PRESQUE RIEN [Honorary Mention] Paris (Luc Ferrari) 2015、first prize at the 2016 International Composition Competition “Leibniz Harmonies” Hanover を受賞。
ジスターマンスの表現方法は、テープ、楽器、玄武岩溶岩、インド製・中国製の鈴、一絃琴、声、文、ノイズ、音響ボウル、コンピュター音響、空間共鳴などを用いて、空間のもつ潜在性に働きかける。素材としての楽器や空間のもつ境界を越えて、個々人の知覚にどう働きかけるのか、というところに焦点をあてている。
http://www.sistermanns.eu/

中川真
大阪市立大学特任教授
サウンドスケープ、アートマネジメント、アジアの音楽を研究。
主著に『平安京 音の宇宙』『サウンドアートのトポス』『アートの力』など。サントリー学芸賞、京都音楽賞など受賞多数。

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