第21回アーカイブ研究会のお知らせ


第21回アーカイブ研究会

コミュニティ・アーカイブをつくろう! 
せんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」奮闘記


  • 日時:2018年9月28日(金)17:30−19:30
  • 場所:京都市立芸術大学芸術資源研究センター
  • 参加無料(事前申込不要)

チラシ


〈概要〉

今年はじめに刊行された、『コミュニティ・アーカイブをつくろう! せんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」奮闘記』(晶文社)の著者3名によるトークイベントを開催します。

「3がつ11にちをわすれないためにセンター(わすれン!)」は、せんだいメディアテークが2011年に開設した、市民・専門家・メディアテークスタッフの協働による、東日本大震災とその復興のプロセスを、独自に発信・記録するためのプラットフォームです。

個々人による災害の記録は、近年twitterなどでも注目されています。けれども、こうした記録がマスメディアに利用されるだけでなく、つぎの災害にまで届く「声」になるためには、工夫が必要です。

この本では、「個別的で微細な手ざわりをもつ出来事を、さまざまな技術と道具をつかって、自分たちで記録し共有する」ための活動を、コミュニティ・アーカイブと呼んでいます。本書には、わすれン!に蓄積された、コミュニティ・アーカイブづくりのノウハウと成果、これからの課題をまとめました。

トークイベントでは、本書の背景と内容、そこに書ききれなかったことを紹介するとともに、本書刊行後に著者3人が続けているそれぞれの活動について、社会活動とアート、建築と展示とデザイン、記録とアーカイブと人類学など、さまざまなトピックについてお話します。


■講師プロフィール
甲斐賢治
1963年大阪府生まれ。せんだいメディアテーク アーティスティック・ディレクター。[remo]記録と表現とメディアのための組織や、[recip]地域文化に関する情報とプロジェクトなどを通じて、社会活動としてのアートに取組んでいる。

北野央
1980年北海道生まれ。公益財団法人仙台市市民文化事業団 主事。2011年からせんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を担当、「レコーディング イン プログレス」(2015)「震災と暮らし」(2016)などの展覧会を行う。

佐藤知久
京都市立芸術大学芸術資源研究センター専任研究員/准教授。

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