ピアノ専攻
教育目的

本学のピアノ専攻の教育では、本来クラシック作品が内包している構成、論理、ドラマ、感情、作曲家の究極的な意図、美意識やスタイルなどを、可能な限り理解するために必要な、基礎的な知識と技術を身につける事を目的としています。
過去の巨匠作曲家作品の良き解釈者となるためには、高い技術と感性、思考、伝統的な奏法や考え方等の裏付けに加えて、スケールの大きな想像力が必要となります。
それらを獲得するためには、進歩がはっきりと目に見えるものや早急に結論を引き出せるものだけではなく、目立たず、日常的に一つ一つ積み重ねていくものが必要です。
このようにして、少しずつ糧となり、一生を費やして追求をすることによってやっと花開くものの中にこそ、本当の成果があると考えています。
最終的には、将来それぞれが、独自の見識により演奏することができるような堅固な基礎を身につけることを目指しています。
授業概要(カリキュラム)

ピアノ専攻では、ソロ演奏の個人レッスンに加え、ピアノデュオ、伴奏、室内楽の実践的な指導も行い、ピアノ演奏のあらゆる可能性を身につけられる様、多元的な教育を行っています。出来るだけ充実した演奏可能なレパートリーを身につけることを推奨していますが、最低限これだけは身につけて欲しいという目安として、それぞれの学年ごとに試験の課題曲が出されます。
2012年現在、1回生はバッハを含むバロック様式作品の理解と習得。
2回生は、メンデルスゾーン、シューマン、ショパン、ブラームスを含むロマン派様式の作品の理解と習得、様々なソナタ作品、又1945年以降の作品を含む近・現代作品の理解と習得。
3回生は規模の大きな作品、或いは様々な曲によるプログラム編成の理解と習得、そしてピアノ協奏曲作品の理解と習得。
4回生では、4年間の学習の集大成として、広範囲に渡るピアノ作品から、各個人の特性等を考慮し、選択された任意の作品の理解と習得があげられます。
また、「特別講座」として、第一線で活躍している演奏家を招き、公開レッスンやレクチャー、ミニコンサートを通じ、普段のレッスンとは異なる角度から指導を受ける機会も設けています。
そして市民の皆さんとの交流の場として、毎年開催されている「ピアノフェスティバル」では、市中のホールでコンサートを行い、聴衆の反応や息遣いの中で表現力を磨く訓練をします。
4年次には選抜者による「学内リサイタル」があり、通常のリサイタルに匹敵する長時間のプログラムを準備して演奏を行います。又、オーディションにより、京都コンサートホールで行われる「定期演奏会」でコンチェルトを弾く機会もあります。
この様な実技演奏指導の他、講義・演習科目として、作曲法、管弦楽法、楽曲分析など多くの講座があり、音楽家に求められる広範な知識を習得する事が出来ます。また、音楽生理学、ピアノ演奏法特殊講義などの科目により、さらなる充実を図っています
科目一覧(現1回生用)
学生インタビュー
「ピアノ専攻で学んで良かったことは?」
少人数なので先生方の目が全員に行き届いていて、一人一人の個性を伸ばしていくことができます。そして自由に勉強ができる環境が整っています。また、他校にはない門下を越えた各専攻の先生方との繋がりで多くのことを学ぶことができます。
4回生 辰野 翼(たつの つばさ)
06年第30回ピティナ・ピアノコンペディション全国大会E級ベスト賞。
08年第26回兵庫県高等学校独唱独奏コンクールピアノ部門最優秀賞及び神戸新聞社賞。
09年ブラジルにてリベイランプレート交響楽団とメンデルスゾーンピアノ協奏曲第2番を共演。
11年第23回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第3位。
受賞者リスト
授業に関連した専攻での活動について
(学外連携や文化芸術資源の地域還元の取組等)

学内で行われる「特別講座」は在学生のみならず一般市民の方々にも公開されています。
「ピアノフェスティバル」は、市中のホールで毎年開催され、ピアノ専攻の教育成果を市民の皆様に披露する場となっています。
また3年次に行われる「公開演奏」や4年次の選抜者による「学内リサイタル」も公開で行われ、一般市民の方々にも自由に来聴して頂いています。
非常勤講師(実技)一覧
- 井出悟
- 井上まゆみ
- 岡部悦子
- 岡本麻子
- 河野美砂子
- 阪田誠康
- 佐野えり子
- 芝令子
- 杉本由美子
- 中野振一郎
- 服部久美子
- 林直美
- 春山操
- 樋上由紀子
- 俣野修子
- 椋木裕子
- 山口博明














