デジタルライブラリ公開のお知らせ

井上隆雄「ラダック・ビルマ仏教壁画」写真コレクション

本学出身(工芸家塗装専攻)の写真家・井上隆雄雄氏(1940-2016)が遺した写真のフィルムや関連資料について、2017年度から重点プロジェクト「井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブの実践研究」として、アーカイブに取り組んできました。この度、井上隆雄氏が1970年代後半に取材したインド・ラダック地方と、ビルマ(現ミャンマー)の仏教壁画について、国立民族学博物館DiPLAS、X-DiPLASの研究支援を受け、データベースを構築し、デジタルライブラリとして一般公開の運びとなりました。フィルム写真をデジタル化することによって、フィルムの経年劣化によって褪色が進行してしまう画像を、現時点の状況で保存することに加え、褪色した画像の色補正についても試行してきました。1970年代後半のラダックとビルマの仏教壁画と関連写真から、当時の状況を再認識すること、また芸術資源として再発見や今後の活用が期待されます。
下記のサイトから、ぜひご覧ください。(一部英語対応)

『井上隆雄「ラダック・ビルマ仏教壁画」写真コレクション』
2024.03.31 公開開始(全2,060件)

X-DiPLAS| 公開されたデータベース

これまでのプロジェクトの活動につきましては「井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブの実践研究」をご覧ください。



また、これまでのアーカイブの活動のこと、2023年3月国立民族学博物館で開催されたシンピジウムの記録集(130ページ、A4短辺スクエア、カラー)が刊行されました。ご興味のある方は、芸資研までメールにてarc@kcua.ac.jpお問い合わせください。(残部わずか)

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