資料展開催のご案内

井上隆雄「インド・ラダック仏教壁画」資料展
—井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブの実践研究—
蘇る天空の密教図像



京都市立芸術大学芸術資源研究センターのプロジェクトの一つ「井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブの実践研究」では、3月23日(火)より資料展を開催します。
「井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブの実践研究」は、2017年4月より本学出身であり写真家として数々の功績を残された井上隆雄氏の膨大な写真関連資料をお預かりし、調査研究を進めています。その中にインド・ラダック地方の写真資料があり、外国人の入域制限が解かれた1974年頃の仏教壁画群に関する1,000点を超えるポジ類、多数の資料類があります。井上隆雄氏の写真資料は、当時の状態を鮮明に記録しており、また壁画の寸法やメモなどの取材記録もあります。
2018年11月よりアーカイヴ・学術(仏教美術)・実技(日本画)の研究者による共同研究「井上隆雄写真資料のアーカイヴ構築に基づいたラダック仏教壁画のグラフィック的観点からの表現技法研究」を開始しました。これまでにインド・ラダック仏教壁画に関するポジフィルムを15の寺院別に分類し、デジタル化を進めてきました。また高解像度のデジタルデータより、アルチ寺三層堂一階の「般若波羅蜜仏母」壁画に注目し、模写制作を行いました。
本資料展ではこれらアーカイヴ活動と図像研究の成果を井上隆雄氏の活動の軌跡とともに公開します。是非、この機会にご高覧頂ければ幸いです。


【アクセス】
〒610-1197 京都市西京区大枝沓掛町13-6
京都市立芸術大学小ギャラリー(大学会館内)
・桂駅東口:京阪京都交通バス、芸大前(約20分)で下車。バス停から徒歩ですぐ。
詳しくは、京都市立芸術大学ホームページをご確認ください。 http://www.kcua.ac.jp/access/
ご来場は、公共交通機関をご利用下さい。

*ご来館の際はマスクを着用ください。手洗い・手指消毒の感染予防対策にご協力ください。


【主催】
共同研究「井上隆雄写真資料のアーカイヴ構築に基づいたラダック仏教壁画のグラフィック的観点からの表現技法研究」
山下晃平(京都市立芸術大学美術学部非常勤講師、「井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブの実践研究」プロジェクトリーダー)
加須屋誠(京都市立芸術大学芸術資源研究センター・客員研究員)
正垣雅子(京都市立芸術大学・日本画専攻准教授)
岡田真輝(京都市立芸術大学大学院・芸術学専攻修了生)
林宏枝(京都市立芸術大学・ビジュアルデザイン専攻卒業生)
【協力】京都市立芸術大学芸術資源研究センター
【助成】DNP文化振興財団グラフィック文化に関する学術研究助成

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