京都芸大「今熊野・岡崎学舎」井上隆雄写真展のお知らせ


京都芸大「今熊野・岡崎学舎」井上隆雄写真展

—もう一つの『描き歌い伝えて』—
井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブ実践研究


  • 日時:2018年2月7日(水)ー2月11日(日)13:00-17:00、会期中無休
  • 場所:元・崇仁小学校 南校舎2F
  • 企画:山下晃平(「井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブの実践研究」プロジェクトリーダー)、  入澤聖明(京都市立芸術大学大学院博士後期課程、近現代工芸史)、岡崎藍(日本画専攻4回生)、   西尾友希(ビジュアルデザイン専攻4回生)、林宏枝(ビジュアルデザイン専攻4回生)
  • 主催:京都市立芸術大学芸術資源研究センター
  • 協力:小牧徳満(美術家)
  • 助成:平成29年度京都市立芸術大学特別研究助成
  • チラシ

    〈展覧会概要〉

    2017年4月より京都市立芸術大学芸術資源研究センターでは、本学出身であり写真家として数々の功績を残された井上隆雄さんの膨大な写真関連資料をお預かりし、調査研究を進めています。今年の資料調査で、京都市立芸術大学が現在の沓掛に移転する前の「今熊野・岡崎学舎」(1926年から1980年まで)の写真プリントが多数保管されていることを確認しました。調査の結果、その中には1980年に刊行された今熊野・岡崎学舎の記録集『描き歌い伝えて』には掲載されていない写真も含まれています。

    そこで本展では、井上隆雄さんが残したこの京都芸大今熊野・岡崎学舎の写真プリントやポジ・ネガ、記録集作成のための資料を展示するとともに、本プロジェクト「井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブ実践研究」の活動紹介を行います。

    そのため本展は単なる写真展ではありません。書籍・プリント・ネガ・ポジ・メモ類等、関連資料を併置することで、表現の多様化やデジタルメディアの発展とともにその動向が注視されているアーカイブ、すなわち資料の分類・調査・管理・利活用の意義を検証します。また現在、京都市立芸術大学は沓掛からこの崇仁地区への移転を計画しています。この元・崇仁小学校を舞台に、「今熊野・岡崎学舎」の写真を展示し、今熊野・岡崎→沓掛→崇仁地区という長い年月を一つに重ね合せることで、移転や歴史について考えるささやかな場となるでしょう。

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