構想設計専攻

「構想」を「設計」する,本学独自の専攻。

多面的な手法で現象を捉え直す。

教育目的

構想設計専攻は,人間的経験を根本的に捉え直し,従来の芸術が関わってこなかった今日的な諸問題に多様な手法でアプローチします。芸術や人間の活動に対する観念や制度を批判的に問い直し,異なる領域間に交通の回路を切り開くことを通じて,社会の既存の価値や関係を再配置する新たな現場を形成することを目指した研究・制作を行います。

これによって総合的な構想力と社会に対する表現技術を養い,芸術や社会の幅広い領域で創造的な活動を行う人材の育成を目指します。

授業概要(カリキュラム)

 

構想設計専攻は,映像,メディア,構想の3つのゼミが開かれ,これらのゼミが相互に関係することで専門領域にとらわれることのない多面的な活動が行われます。授業では,写真,デジタルビデオ,コンピュータグラフィクス,アニメーション,プログラミング,インスタレーション,工作機械などの技術演習と,セミナー,ワークショップ,理論演習や学外の研究機関・地域と連携した研究・フィールドワークなどを行うことで,総合的な構成力と社会に対する表現技術を養います。

1年次後期~2年次前期

構想設計A(1年次後期)・構想設計B(2年次前期)では,従来の専門メディア・技法習得型の教育ではなく,「イメージ・身体・言語」,「人間・時間・空間」,「システムとプロセス」等の基礎概念の検証をもとに柔軟な発想と独自の表現方法を身につけることを目指します。

2年次後期~4年次

2年次後期からは,構想設計A・Bでの経験を継続的に発展させると共に,映像・インスタレーション・言語・パフォーマンス・インターアクティブメディア・サウンドなど,個々の学生の発想・興味・資質に応じた自由な表現方法を学生が主体となって実験的に作り上げます。

さらに学外の研究機関・地域と連携したフィールドワーク,講読セミナー,ワークショップ,理論演習などを行うことで,総合的な構想力と社会に対する表現技術を養います。

4年次は,表現を他者との文脈に関連させる批評性を身につけることを目指し,1年間の個人プロジェクト演習が行われます。

質問1「構想設計ってどういう意味ですか?」

英語に訳すとConcept and Media Planning となり「考える方法」と「表現の手段」を計画するという意味です。

質問2「自己・表現+something について考えてみるとは?」

  • 表現-世界と自己の関わり方
  • 計画-複数の関係・自己と社会
  • 企画-いかにして計画を実現するか
  • 提案-社会への提案
  • 分配-美術館のみでなく,テレビ・インターネット・路上・病院・公共空間など,さまざまな「場」の形成

質問3「構想設計で何をするの? 」

  • Message(映像+記号) を使った情報・表現
  • Construction(空間+物質)を使った表現と場の創造
  • Communication(行為+他者+メディア) に関わる表現と関係性の構築
  • Community(環境+共同体)学外活動・連携研究・フィールドワーク

質問4「卒業してからどうする? 」

  • 大学院進学
  • 海外大学院(英国王立美術大学,クンスト・アカデミー,エコールド・ボザール,イェール大学,コロンビア大学など)
  • 大学教員・研究員
  • ゲーム開発・広告業界・テレビ局・イベント企画・店舗設計
  • ファッションデザイン・映画制作・アニメーションなどの専門職での活躍

科目一覧

在学生の声

構想設計専攻。他の専攻に比べて聞きなれない言葉です。一体どんな専攻なのか想像しにくい方も多いのではないでしょうか。

構想設計では特定の表現媒体に捉われることなく,自分の構想に最も適したアウトプットの方法を常に模索しています。平面や立体はもちろん映像,パフォーマンス,インタラクティブ作品など,それぞれのコンセプトを最大限効果的に,魅力的に具現化するにはどのような手段を用いるべきか,都度考え,選択し,そしてそのための技術やプランの指導を受けることができます。また,多様なジャンルのアートや,時にはアートの枠を超えた幅広い分野の物事についてそのルーツや今に触れることで,この世界において自分がどこに立ち,何を見るのかを考えるきっかけが得られるかもしれません。

様々な考えを持ち,作品の形態もバラバラな周囲の人達にいつもたくさんの刺激をもらいながら創造性を養っていける専攻です。

猪俣寛太郎(4回生

授業に関連した専攻での活動について

授業関連活動

授業関連活動

構想設計では,京都大学医学部との連携教育・研究や,老人グループホーム,都市計画NPOとの連携による地域連携プロジェクトなど,さまざまな活動をとおして,大学が社会に開かれる可能性を探究しています。

動画による学生作品

 

学生作品

『星の行方』
氏名 高須 健市(修士2回生)
制作した学年 修士1回生

『OKAZAKICLIFF』
氏名 南 大樹(修士2回生)
制作した学年 修士1回生

犬の庭
氏名 南条 沙歩

教員一覧

高橋悟
  • 教授
  • 映像・身体・環境と知覚・思考に関わる研究・制作

砥綿正之
  • 教授
  • 現代美術・メディア・アート

石橋義正
  • 准教授
  • 映像メディア

非常勤講師(実技)一覧

  • 粟津一郎
  • 倉智敬子
  • 小西小多郎
  • 佐藤知久
  • 吹田哲二郎
  • 杉山雅之
  • 助川晃自
  • 立川晋輔
  • 徳山拓一
  • 中田耕市
  • 二瓶晃
  • 久門剛史
  • 人長果月
  • 福永一夫
  • 水無瀬翔
  • 山本麻紀子

非常勤講師(実技)
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