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総合基礎実技

40年を超える実績 新入生のすべてが履修するプログラム

授業風景

美術学部は、美術科、デザイン科、工芸科、総合芸術学科の4つの学科から成ります。入試は、この4つの学科ごとに募集し、各専攻に分かれるのは、1年次前期の「総合基礎実技」を履修した後、各専攻の基礎を学んでから。2年次以降(デザイン科は3年次以降)、それぞれの専攻の学びと実技へと進んでいきます。

本学の芸術教育の特色は、創造活動の土台となる基礎力の育成を重視する点にあります。入学後の半年間、美術学部すべての新入生が、科・専攻の枠を越え、総合基礎実技を履修します。

授業目的

美術学部には、40年以上の実績がある領域横断型のユニークな授業があります。それが「総合基礎実技」(略称:総基礎)です。受験実技から創作の世界へとスタートを切る上で、非常に重要なプログラムとして、この授業を位置付けています。

美術学部の新入生は全員、所属の科に関係なく4クラスに編成され、科の枠を越えた課題に取り組みます。指導を担うのも、実技や学科、専門分野の枠を越えた教員です。各領域に通じるテーマが設定され、テーマに基づく課題を展開していき、展示として成果を発表します。授業の形態は、関連講義のほか、ワークショップや、チュートリアル(個別指導)、個人またはグループによる制作、学外研修、発表、合評などさまざまです。

入学直後から半年にわたり取り組む中で、異なる方向性を持った学生同士、学生と教員の間にコミュニケーションが生まれます。自己の視野を広げ、多様な学問領域の人との交友関係を築いていくことも、芸術という大海に船出するための豊かな礎になります。