2019年度 総合基礎実技
2019年度 総合基礎実技 課題テーマ『わたしの外側、あなたの内側』
今年は「わたしの外側、あなたの内側」をテーマに,わたし⇄あなた,内⇄外に広がる過去や未来,世界や自然を見つめて対話し,創造することを目指しました。
2019年度 総合基礎実技 運営委員会 |
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第1課題『ようこそ!~縄文的精神で歓待の器(場)をつくる~』
ようこそ京都芸大へ! 初めて会うみんなで,お互いを歓待します。12000年も続いた縄文時代の生活に想いを馳せながら,グループごとに「七種の器」を制作。それらが集まってできる「大きな歓待の器=場」に他のクラスを招いて盛大に歓待しました。素材と技法,物と事,縄文と歓待,器の意味の広がりを体験しました。
実施日 | 4月15日(月曜日)〜5月14日(火曜日) |
担当教員 |
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応援教員 |
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第2課題『各、描く、かく、、、鉛筆から?まで』
デッサン,アニメ,漫画,落がき,名画,イラスト,鉛筆,絵の具,ペンタブ,チョーク,墨etc 「ルーツ」…わたしの「描く」はどこからやって来たか?「限界」…「描く」ことの限界,どこまでを「描く」と認めるのだろうか?「ルーツ」と「限界」この二つの言葉は歴史と未来と言いかえることが出来るかもしれません。これらのキーワードを手掛かりに「描く」ということを実践的に探求しました。
実施日 | 5月15日(水曜日)〜6月6日(木曜日) |
担当教員 |
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応援教員 |
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第3課題『ノーテーション:おきかえつなぐ』
アートがひとりよがりなら個人的なことは政治的な行為です。「おきかえつなぐ」では,行為の指示や再生の道具として生まれた記譜(ノーテーション)を手掛かりに,言葉・イメージ・環境と身体行為の関係を探りました。そこから,美術表現を静視的にではなく動体的に捉え直し,プライベートな表現とパブリックの未知の出会いを生み出すことを目指しました。
実施日 | 6月7日(金曜日)〜6月27日(木曜日) |
担当教員 |
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応援教員 |
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第4課題『昔話の世界をかたちにする』
言葉で語られたことを絵画や演劇,映画などの視覚的な表現で表わすことは,昔から世界のいたるところで多くの芸術家たちが行ってきたことです。言葉とイメージの関係という美術の根本問題に取り組むために,この課題ではいくつかの「昔話」を読み解き,独自の解釈や想像を通して,個人またはグループで視覚的なかたちに変換することを試みました。
実施日 | 6月28日(金曜日)〜7月19日(金曜日) |
担当教員 |
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応援教員 |
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研修旅行 テーマ:『太古から未来へ』(1泊2日)
1970年万博会場の太陽の塔,国立民族学博物館見学の後,大阪府立弥生文化博物館では土器に直接触れる体験ができ,大阪市立信太山青少年野外センターではキャンプファイヤーを楽しみ,2025年の万博予定地に近い舞洲工場(ゴミ処理場)見学でしめくくり,課題に関わる研修を行いました。
実施日:5月10日(金曜日)~5月11日(土曜日)
2019年度 総合基礎実技展「そうきそ展−わたしの外側、あなたの内側」
総合基礎実技展では,作品を他者にみせることを通して,わたしとあなたの新たな出会いや対話の在り方を探ります。
会期:2019年7月26日(金曜日)〜29日(月曜日)