第8回研究会のお知らせ

第8回アーカイブ研究会のお知らせ 講師:笠原恵実子

第8回アーカイブ研究会/still moving関連イベント「Trans-it プログラム」part3

唯一のひとつを集積すること

第8回は,作家の笠原恵実子さんをお迎えいたします。

〈概要〉
リサーチやフィールドワークを通して作品を作り上げていく近年の制作方法は、どのように導かれたのか。初期作品から現在に至る笠原作品の展開プロセスと思考方法を探る。

  • 日時:平成27年4月24日(金曜日)午後2時から
  • 会場:元・崇仁小学校 和室
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • チラシ

■ 講師プロフィール
笠原 恵実子
(かさはら・えみこ)
1963年1月20日東京生まれ。
1988年多摩美術大学大学院を修了、前後して美術作品の発表を始める。
ニューヨーク美術財団(2003年)、POLA芸術振興財団(1997年)、文化庁芸術家在外研修(1994年)、カルティエ現代美術財団(1991年)、アジア文化カウンシル(1990年)より助成金を得て、1995年より2013年まで日本とアメリカ合衆国の双方で制作を行っていた。
作品は日本、アメリカはもとより、イギリス、ドイツ、スウェーデン、オーストリア、メキシコ、カナダ、韓国、インド、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドと世界各国で催された数々の国際展覧会で紹介され、日本の東京都現代美術館、京都国立近代美術館、栃木県立美術館、アメリカのフォッグ美術館、カントー美術館、バークレー美術館などに所蔵されている。
1994年より美術制作と共に数多くのレクチャー、ワークショップも行い、2014年より多摩美術大学美術学部教授を務める。
ヨコハマトリエンナーレ2014では、10年間に渡り世界85カ国にある教会の献金箱を撮影した写真と、その記録を元に自らつくり出した彫刻作品で構成されるインスタレーション《Offering》を出品した。現在京都で開催中のPARASOPHIAでは京都市美術館の帝冠様式の建築と第二次世界大戦中に製造された陶製手榴弾の遺物からインスピレーションを得た作品と、近代化における越境をテーマにした新作2点を発表している。ミニマルな形状に還元されない多義な解釈が可能な作品である。

第7回研究会のお知らせ

No.7

第7回アーカイブ研究会

映画『ASAHIZA 人間は、どこへ行く』上映+トーク

第七回は,映画監督・美術家である藤井光氏をお招きします。

<作品概要>
「ASAHIZA 人間は、どこへ行く」 2013年/74分/カラー/ブルーレイ
南相馬の閉館した古い映画館「朝日座」をめぐる人々のドキュメンタリー。震災以降も街に残り暮らし続ける人,街を離れて暮らす人などへ「朝日座を知ってい ますか」と問いかけるインタビュー,また、インタビューを受けた人々,東京からエキストラとして参加した人々が,往年の賑わいを取り戻した映画館の中で,この映画をみる一日を記録した。映画館が繋ぎ続ける映画の記憶,街の記憶,人の記憶が甦る。

監督:藤井光
音楽:大友良英
製作:ASAHIZA 制作委員会(文化なしごと人コンソーシアム[一般社団法人コミュニティシネマセンター / 合同会社tecoLLC / NPO法人20世紀アーカイブ仙台 / 有限会社コンテンツ計画 / ジャパン・フィルムコミッション]),朝日座を楽しむ会
配給:一般社団法人コミュニティシネマセンター
支援:公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
映画「ASAHIZA 人間は、どこへ行く」オフィシャルサイト

  • 日時:平成27年1月19日(月曜日)午後5時半から7時半
  • 会場:京都市立芸術大学 中央棟3F講義室L1
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • チラシ(PDF)

■ 講師プロフィール
藤井光
(ふじい・ひかる)
1976年東京生まれ。映画監督・美術家。パリ第8大学美学・芸術第三博士課程DEA卒。自然災害を含む,政治的,経済的,精神的な痛みを被る人間の危機的な状況において,芸術表現は何処へ向かうかを問い続けている。その多くは固定カメラで撮影される静的な映像で,映画と現代美術の区分を無効にする活動を国内外の美術館・映画館で発表している。前作『プロジェクトFUKUSHIMA!』(2012年)は国立近代美術館に所蔵されている。

第6回研究会のお知らせ

No.6

第6回アーカイブ研究会

チェルノブイリ・ダークツーリズムの実践から

第六回は,思想家・作家である東浩紀さんをお招きします。

<概要>
福島第一原発事故の風化がますます進むなか,その記憶を後世に伝えるためになにができるのか。筆者はその回答のひとつとして,昨年,1週間の取材を経て『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』を出版,そのあとも筆者が経営する会社(ゲンロン)でチェルノブイリへの一般観光客へのツアーを公募し実現している。福島第一原発事故跡地への取材も敢行した。記憶の継承とはなにか,観光の効能とはなにか,「現場」とはなにを意味するのか,そもそもなにかが「伝達」されるとはなにを意味するのか,筆者の経験と哲学を交差して語る。

  • 日時:平成26年12月17日(水曜日)午後5時から6時半
  • 会場:京都市立芸術大学 中央棟3F講義室1
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • チラシ

■ 講師プロフィール
東浩紀
(あずま ひろき)
1971年生。作家・思想家。ゲンロン代表取締役。ゲンロンカフェオーナー。専門は現代思想、情報社会論、表象文化論。メディア出演多数。主著に『存在論的、郵便的』(1998、サントリー学芸賞受賞)『動物化するポストモダン』(2001)『クォンタム・ファミリーズ』(2009、三島由紀夫賞受賞)『一般意志2.0』(2011)。編著に『福島第一原発観光地化計画』(2013)など。

第5回研究会のお知らせ

研究会のお知らせ

研究会のお知らせ


研究会のお知らせ[/caption]

第5回アーカイブ研究会

アーティストはいつしか作品を作るのをやめ、資料を作り始めている

第五回はアーティストの田中功起さんをお招きします。

<概要>
そもそもアーティストはもはや文脈に限定されない,普遍的で純粋であると思われてきたような「作品」を作ることはできない。「作品」は文脈(時間や場所)に依存し,出来事や行為の記録として存在する。このトークでは,近年の自身の実践の中にある美術史を参照するもの,歴史を参照するもの,過去の自作を参照するもの,それら三つの参照点を再考し,ひとつのケーススタディとして描き直す。

  • 日時:平成26年12月8日(月曜日)午後5時から6時半
  • 会場:京都市立芸術大学大学会館交流室
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • チラシ

■ 講師プロフィール
田中功起
(たなか・こおき)
アーティスト。
ツイッター:@kktnk
ウェブサイト:www.kktnk.com

第4回研究会のお知らせ

第四回研究会のお知らせ。

第四回研究会のお知らせ。

第4回アーカイブ研究会

    ダイアグラムと発見の論理──アーカイヴに眠る「思考のイメージ」

第四回は東京大学大学院総合文化研究科の田中純教授をお招きします。
<発表内容> 近年のイメージ論や美術史研究では,必ずしも図像表現と直接の関係をもたない哲学,神学,自然科学などの分野における,学術的言語表現と図像との中間的存在である「ダイアグラム」の果たしてきた役割への関心が高まっています。そこでとりわけ注目されているのは,思想家や科学者たちが知的発見の過程で活用した視覚的イメージとしてのダイアグラムです。たとえばドイツ文学アーカイヴなどは,作家や思想家たちの遺稿に見出されるダイアグラム的図像をテーマにした展覧会を開催しています。この発表では、発見法的な機能をもつダイアグラムの諸相を概観し,走り書きのような断片的イメージだからこそ創造的な思考を喚起する,いわば「ダイアグラム的知」と呼ぶべきものについて議論したいと思います。

  • 日時:平成26年10月31日(金曜日)午後5時から6時半
  • 会場:京都市立芸術大学大学会館交流室
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • チラシ(PDF)

■ 講師プロフィール
田中 純
東京大学大学院総合文化研究科教授。博士(学術,東京大学)。専門は表象文化論,思想史。おもな著書:『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(青土社),『都市の詩学─場所の記憶と徴候』,『政治の美学─権力と表象』(いずれも東京大学出版会),『イメージの自然史─天使から貝殻まで』(羽鳥書店),『冥府の建築家─ジルベール・クラヴェル伝』(みすず書房)など。

第3回研究会のお知らせ

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第3回アーカイブ研究会

    「記憶/記録/価値 ミュージアムとアーカイヴの狭間で」

第三回は京都工芸繊維大学美術工芸資料館の平芳幸浩准教授をお招きします。平芳氏が所属する美術工芸資料館は、英語でMuseum and Archivesと表記します。美術、デザイン、建築、染織の様々な資料(作品)を収蔵していますが、ミュージアム・コレクションとアーカイヴ資料との境界は限りなくグレーです。近年のアーカイヴへの注目の高まりは、非物質化した戦後アートの担い手たちが世を去り、再演/再制作が不可能となってきた実情のもと、記録を記憶と接続することで価値化する回路の設定が求められたことも大きな要因ではなかったでしょうか。記憶/記録/価値、ミュージアムとアーカイヴにまとわりつくこれらの問題を、美術工芸資料館のポスター・コレクションからデュシャンの箱まで見渡しつつ議論できればと考えています。

  • 日時:平成26年9月30日(火曜日)午後5時から6時半
  • 会場:京都市立芸術大学芸術資源研究センター(京都市立芸術大学中央棟2階)
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • チラシ(PDF)

■ 講師プロフィール
平芳 幸浩
京都工芸繊維大学美術工芸資料館准教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。国立国際美術館学芸員を経て2008年より現職。最近の論文:「瀧口修造の1930年代」(『美学』第64巻第2号)、「要望とイデオロギー」(『美術フォーラム21』27号)、「複製(複数化)技術とポップ・アート」(『アメリカン・ポップ・アート展』カタログ)など。

第2回研究会のお知らせ

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第2回アーカイブ研究会「それってテクノロジーと何の関係があるの?」

第二回はキュレーターのバーバラ・ロンドン氏をお招きし,美術館が「今日の芸術」を展示・収集するときに直面する困難についてお話しいただきます。学際的なアプローチが一般的になり,音声を用いた作品も標準的となった今日,現代美術館は概念上,運営上の再編成を強いられています。ニューヨーク近代美術館でのキュレーションの経験から事例を挙げながら,アナログからデジタルへのテクノロジーの移行が,パフォーマンスとインスタレーションが交差する地点で作品に与えた影響について考察していただきます。アーティストがいかに音の可能性と政治的な理想を表現する戦略を発展させてきたかを探求するために,スタイナ・ヴァスルカ,ジョーン・ジョナス,ローリー・アンダーソン,ピピロッティ・リスト,ヤナ・ヴィンデレンといったメディア・アーティストを取り上げる予定です。


■ 講師プロフィール
バーバラ・ロンドン
キュレーター。1973年から2013年までニューヨーク近代美術館に勤務し,ビデオおよびメディア部門のキュレーターを務める。ナム・ジュン・パイク,ビル・ヴィオラ,スタイナ・ヴァスルカ,ジョーン・ジョナス,久保田成子,ピーター・キャンパス,ゲイリー・ヒル,ヴァリー・エクスポート,ローリー・アンダーソン等の個展を手がける。宋冬,古橋悌二, 馮夢波,楊福東等のアジアの作家を初めてアメリカに紹介。イェール大学,ニューヨーク大学,スクール・オブ・ビジュアル・アーツ等で教鞭をとる。Stir-fry(1997年),dot.jp(1999年)等,早くからインターネットをキュレーションに取り入れたことでも知られる。近年の展覧会に「Soundings: A Contemporary Score」(MoMA,2013年)がある。

第1回研究会のお知らせ

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第1回アーカイブ研究会

京都市立芸術大学芸術資源研究センターは,アーカイブの手法を取り入れ,芸術作品や各種資料等を「芸術資源」として捉え直し,将来の新たな芸術創造につなげる調査・研究機関として2014年4月に発足しました。
本センターは,基礎研究として,アーカイブに関する研究会を随時開催します。アーカイブに関連する分野の専門家をお招きして,アーカイブに対する理解を深めることを目的としています。どなたでもご参加いただけます。
第1回は,写真史や視覚文化の研究で知られる京都精華大学デザイン学部の佐藤守弘教授をお招きします。写真のポストモダン批評で議論された写真とアーカイブの関係について,旅行写真(横浜写真)と鉄道写真を例にお話しいただきます。

テーマ:写真とアーカイヴ:旅行写真、鉄道写真を例として
講師:佐藤守弘(京都精華大学デザイン学部教授)

  • 日時:2014年6月25日(水)17:00~18:30
  • 場所:芸術資源研究センター(京都市立芸術大学中央棟2階)
  • 参加無料(事前申込不要)
  • チラシ(PDF)

■ 講師プロフィール

佐藤守弘
京都精華大学デザイン学部教授。コロンビア大学大学院修士課程修了。同志社大学大学院博士後期課程退学。博士(芸術学)。芸術学・写真史・視覚文化論専攻。著書に『トポグラフィの日本近代』(青弓社)など。最近の論文に「白昼夢としての京都――『そうだ 京都、行こう。』が約束する未来」(『美術フォーラム21』27号)、「フジヤマの両義性――地理学とピクチャレスク」(『現代思想』41巻14号)など。翻訳にジェフリー・バッチェン『写真のアルケオロジー』(共訳)など。2012年、芸術選奨新人賞(評論等部門)受賞。

■ お問い合わせ先

  • 京都市立芸術大学芸術資源研究センター事務局
  • 〒610-1197 京都市西京区大枝沓掛町13-6
  • TEL・075-334-2231 / FAX・075-333-8533
  • mail;arc@kcua.ac.jp
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