古橋悌二《LOVERS ーー 永遠の恋人たちーー》展示のお知らせ

昨年度、ダムタイプオフィスや国立国際美術館と連携して修復した、古橋悌二《LOVERS ーー永遠の恋人たちーー》(1994年)を京都芸術センターと共同で展示いたします。
作品展示と合わせて芸術資源研究センターによる修復資料等の展示もあります。


KAC Performing Arts Program / LOVERS

古橋悌二《LOVERS / 永遠の恋人たち》展示
|日時|2016年7月9日(土)-7月24日(日)10:00-20:00
※7月14日-16日は祇園祭のため17:00閉館
|会場|京都芸術センター 講堂
※入場無料・会期中無休
作品展示と合わせて京都市立芸術大学による修復資料等も展示

トークイベント
日時|7月18日[月・祝] 13:00–15:00
会場|京都芸術センター フリースペース
料金|500円 ※事前申込不要
出演|阿部一直[山口情報芸術センターキュレーター/アーティスティック・ディレクター]、石谷治寛[京都市立芸術大学 芸術資源研究センター研究員]、住友文彦[キュレーター/アーツ前橋館長]、石原友明[京都市立芸術大学 芸術資源研究センター所長]、高谷史郎[アーティスト/ダムタイプ]
ファシリテーター|建畠 晢[京都芸術センター館長]

ナイトパーティー
日時|7月13日[水] 20:00–
会場|METRO
料金|2,000円+1ドリンク
出演アーティスト|OK GIRLS[砂山典子・田中真由美・薮内美佐子] 、BuBu de la Madeleine、山中透 a.k.a. DJ Lala、南琢也[softpad]、フランソワ・アルデンテ&マルガリータ・アルデンテ

ダムタイプ作品上映会
※入れ替えなし、入退場自由
Day1|7月18日[月・祝]
16:30-《S/N》 18:00-《memorandum》 19:30-ゲストトークI 20:00-《pH》
Day2|7月19日[火]
16:30-《Voyage》 18:00-《OR》 19:30-ゲストトークII 20:00-《S/N》
会場|METRO
料金|1000円+1ドリンク ※要メール予約
申し込み|前日までに参加希望日、お名前、人数を明記の上、METRO[ticket@metro.ne.jp]までお送りください

[ゲストトーク I ]
モデレーター|浅田彰[京都造形芸術大学大学院 学術研究センター所長]
トークゲスト|BuBu de la Madeleine[アーティスト]、松尾惠[MATSUO MEGUMI + VOICE GALLERY pfs/w]
[ゲストトークII]
モデレーター|小崎哲哉[『REALTOKYO』『REALKYOTO』発行人兼編集長]
トークゲスト|OK GIRLS[砂山典子・田中真由美・薮内美佐子]、福永信[小説家]

チラシ

主催:京都芸術センター、京都市立芸術大学芸術資源研究センター、METRO
協力:ダムタイプオフィス
平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

タイムベースト・メディアを用いた 美術作品の修復/保存に関するモデル事業 実施報告 ウェブサイト公開のお知らせ

公立大学法人 京都市立芸術大学芸術資源研究センターは、産・学・館(官)と連携して、タイムベースト・メディア(*)を用いた美術作品(以下、タイムベースト・メディア作品)の修復・保存に取り組み、国内にあるタイムベースト・メディア作品の修復・保存を促進することを目的として、平成27年度メディア芸術連携促進事業 連携共同事業「タイムベースト・メディアを用いた美術作品の修復/保存に関するモデル事業」を実施しました。

以下よりウェブサイトをご覧いただけます。
http://www.kcua.ac.jp/arc/lovers/


* タイムベースト・メディア〔time-based media〕とは、イギリスの美術館テートが提唱した概念であり、一般的に、ヴィデオ、スライド、フィルム、音声、コンピューターに依拠した、時間的な経験を伴う作品のことを指す。日本では「タイム・ベースド・メディア」と表記されることもあるが、本報告書では、原語の音声に近い「タイムベースト・メディア」の表記を用いる。

第12回アーカイブ研究会のお知らせ

N.12
第12回アーカイブ研究会

「不完全なアーカイブは未来のプロジェクトを準備する」
Incomplete archives incubate future projects.

第十二回はアーティストで翻訳家の奥村雄樹氏をお招きします。

〈概要〉
アーカイブはなるべく「完全」であるべきだ。未来における詳細な検証の可能性を担保するために。より精緻な歴史の編成に寄与するために。このような原則が共有されているだろう。しかしそこで前提とされているのはあくまでも研究者としての態度である。アーティストたちはアーカイブの綻びにこそ来たるべきプロジェクトを夢想する。欠落や不足にこそ新展開のポテンシャルを見出す。そして主観的な解釈や生身のやりとりを通じて過去と現在をいきなり繋ぎ直してしまう。奥村自身の実践から具体的な事例を引きつつ「不完全なアーカイブ」の可能性について考えてみる。

  • 日時:平成28年2月23日(火曜日)午後5時から6時半
  • 会場:ギャラリー@kcua
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • チラシ

■ 講師プロフィール
奥村雄樹
(おくむら・ゆうき)
1978年生まれ。ARTISTS’ GUILDおよび調布会メンバー。近年の主なプロジェクトに《グリニッジの光りを離れてーー河名温編》(京都市立芸術大学ギャラリ@KCUA)、《ローマン・オンダックをはかる》(MISAKO & ROSEN/WIELS)、《現代美術の展望はどこにある?》(上野の森美術館)、《河原温はまだ生きている:ポール・サイヤーへのインタビュー》(Villa Toronto/vimeo)、《肉体契約(番外編)》(blanClass/Etablissement d’en face)、《多元宇宙の缶詰》(blanClass/豊田市美術館/千葉市美術館)、《高橋尚愛:ワイド・ホワイト・スペース(1967年のアントワープ)からウィールズ現代美術センターのプロジェクト・ルーム(2013年のブリュッセル)へ》(森美術館)などがある。
http://yukiokumura.com/

公開研究会のお知らせ

芸術資源研究センター重点研究「記譜プロジェクト」共催
日本伝統音楽研究センタープロジェクト研究「音曲面を中心とする能の演出の進化・多様化」公開研究会

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伝統音楽における記譜について―声明と謡を中心に

 この講座では、日本の伝統音楽の記譜を、総合的にとらえるための理論的枠組みを紹介した上で、声明と謡曲の記譜を、実際の音響と照らし合わせながら、解読していきます。解読をつうじて、伝統音楽の記譜の豊かな世界を実感してみませんか。
1、伝統音楽の記譜概論―音のみぶりを伝える楽譜を中心に
2、声明の記譜のいろいろ―《如来唄》を比較する)
3、謡の記譜のいろいろ―五流を比較する

重点研究「伝統音楽・芸能の記譜研究」について


  • 日時:平成28年2月17日(水曜日)13:00~17:00
  • 会場:京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター合同研究室1(新研究棟7階)
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • 問い合わせ先:芸術資源研究センター事務局 tel:075-334-2231 mail:arc@kcua.ac.jp
  • チラシ

同時開催
展観:日本伝統音楽にみる記譜のひろがり
場所:日本伝統音楽研究センター合同研究室前展観スペース(新研究棟7階)
期間:2016年2月上旬〜4月下旬
内容:伝統音楽の記譜を、理論的な分類にもとづいて展示します。記譜法と鳴り響く音楽そのものが、互いに離れたものではなく、連続しており、並行しており、重層的な関係にあることを、楽譜、理論書、楽器、再生装置などの展観をつうじてしめします

ワークショップのお知らせ

定員に達しましたので申し込みは終了させていただきました(2016/02/09)。

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文化庁平成27年度メディア芸術連携促進事業 タイムベースト・メディアを用いた美術作品の修復/保存に関するモデル事業 京都市立芸術大学芸術資源研究センターワークショップ

「メディアアートの生と転生――保存修復とアーカイブの諸問題を中心に」

京都市立芸術大学芸術資源研究センター(以下「センター」)は,学内外の芸術作品や各種資料等「芸術資源」のアーカイブ化を通して,将来の新たな芸術創造につなげることを目的に,2014年4月に発足しました。
センターでは,文化庁平成27年度メディア芸術連携促進事業「タイムベースト・メディアを用いた美術作品の修復/保存に関するモデル事業」として,古橋悌二《LOVERS》(1994年)の修復と保存をはじめとする,メディアアートの修復と保存に関する調査研究を行っています。
メディアアートは,従来の絵画や彫刻と異なります。様々な技術や素材を用いて作られているため,最新技術を用いた作品がやがて古色を帯びたり,部品の故障や摩耗によって動作しなくなることもあります。裏を返せば,メディアアートは,私たちと同じように生きていると言えないでしょうか。だからこそ,たえざるケアとメンテナンスを必要としているのです。メディアアートにおいて,何をどのように保存修復し,そのためにどんな情報をアーカイブ化するのかという問題は,このメディアアートの生と密接に関係しています。
メディアアートは,保存修復によって,制作時とは異なるものになる場合もあります。また,動作しなくなって,アーカイブの情報の中に生き続ける場合もあるでしょう。それは,ドイツの思想家ヴァルター・ベンヤミンが翻訳論で述べた「死後の生」というよりは,存在の構成を変えて,生を転じて生きているようにも思えます。今回のワークショップでは,こうしたメディアアートの生と転生について,メディアアートの保存修復やアーカイブ事業に取り組んでいるアーティスト,学芸員,研究者を招いて考察します。


  • 日時:平成28年2月14日(日曜日)13:30~16:45(13:00 受付開始)
    11:00~13:00 修復された《LOVERS》の公開(申込不要。修復作業の設置状態での鑑賞ですので、通常の作品の鑑賞とは異なります)
  • 会場:元・崇仁小学校(京都市下京区川端町16)
  • 要事前申込(先着50名)
  • 事前申込方法:メールで受け付けています。
    ①参加をご希望される方の氏名,②人数をご明記の上 arc@kcua.ac.jp へメールを送信してください。(メールでのお申込みが困難な方は,往復ハガキまたはFAXでお申込みください。)
    ※事前申込みをされてから1週間経っても返信メールが届かない場合は,お手数ですが当事務局までお問い合わせください。
  • 問い合わせ先:芸術資源研究センター事務局 tel:075-334-2231 mail:arc@kcua.ac.jp
  • チラシ

第1部 「古橋悌二《LOVERS》とその修復」(13:30~14:15)
13:30~14:15 「古橋悌二《LOVERS》とその修復について」(高谷史郎、聞き手=石原友明)
休憩(14:15~14:30)
第2部 共同討議「メディアアートの保存修復とアーカイブの諸問題」(14:25〜16:45)
14:30~14:35 趣旨説明(加治屋健司)
14:35~14:50 発表(久保田晃弘)「保存修復から飼育成長,そして進化へ」
14:50~15:05 発表(畠中実)「ICCにおける作品および展覧会のアーカイヴ化」
15:05~15:20 発表(松井茂)「IAMASメディア表現アーカイブ・プロジェクトについて」
15:20~15:30 コメント(佐藤守弘)
15:35~16:30 ディスカッション
16:30~16:45 質疑応答
16:45閉会


■登壇者略歴

石原 友明(いしはら ともあき)
アーティスト,京都市立芸術大学美術学部教授,同芸術資源研究センター所長。個展に「美術館へのパッサージュ」(栃木県立美術館,1998年),「i [the imaginary number]」(西宮大谷記念美術館,2004年)等。

加治屋 健司(かじや けんじ)
京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授。共編にFrom Postwar to Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents (New York: Museum of Modern Art, 2012),『中原佑介美術批評選集』全12巻(現代企画室+BankART出版,2011年―)。

久保田 晃弘(くぼた あきひろ)
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授,同メディアセンター所長。世界初の芸術衛星と深宇宙彫刻の打ち上げに成功した衛星芸術プロジェクト(ARTSAT.JP)をはじめ,バイオアート(BIOART.JP),ライブ・コーディングと自作楽器によるライブ・パフォーマンスなど,さまざまな領域を横断・結合するハイブリッドな創作の世界を開拓中。

佐藤 守弘(さとう もりひろ)
京都精華大学デザイン学部教授。著書に『トポグラフィの日本近代』(青弓社,2011年)。共訳にジェフリー・バッチェン『写真のアルケオロジー』(青弓社,2010年)等。平成23年度 芸術選奨文部科学大臣新人賞(評論等部門)。

高谷 史郎(たかたに しろう)
アーティスト,個展「明るい部屋」(東京都写真美術館,2013年),パフォーマンス『ST/LL』(初演 2015年,ル・ヴォルカン国立舞台)等。平成14年度 京都市芸術新人賞。平成26年度 芸術選奨文部科学大臣賞(メディア芸術部門)。

畠中 実(はたなか みのる)
NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] 主任学芸員。主な企画展に「サウンド・アート」(2000年),「サウンディング・スペース」(2003年),「サイレント・ダイアローグ」(2007年),「みえないちから」(2010年)など。ダムタイプ,明和電機,ローリー・アンダーソン,八谷和彦,ライゾマティクス,磯崎新,大友良英の個展も行なっている。

松井 茂(まつい しげる)
情報科学芸術大学院大学(IAMAS)准教授。共編に『虚像の時代 東野芳明美術批評選』(河出書房新社,2013年),『日本の電子音楽 続 インタビュー編』(engine books,2013年)。上映プログラムに「テレビジョン再検証・中継の思想」(東京藝術大学芸術情報センター,2013年),「おくりもの 藤幡正樹 Expanded Animation Works」(恵比寿映像祭,2014年)等。展覧会監修に「磯崎新 12×5=60」(ワタリウム美術館,2014─15年)。

第11回アーカイブ研究会のお知らせ

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第11回アーカイブ研究会

「アーカイブで書き出す複数の歴史」

第十一回は戦後日本前衛美術研究家の黒ダライ児氏をお招きします。

〈概要〉
 「記録をつくること自体が、たたかいの手段である。敵は記録をつくらない。」(竹内好)――モノとして残らず,美術館に収蔵されることも美術市場で売買されることもない「アート」の実践をどのように歴史化するのか。決して「アート」の実践を正確かつ完全に再現することのない様々な記録から,いかにして政治的・制度的・経済的・学術的な価値が立ち現われるのか,あるいは,それらの価値に挑戦し崩壊させるのか。記録が仮にアーカイブされても,アーカイブはそれ自体で価値はなく,別のファイル形式(言説,映像,展示など)に変換されることで既製の価値体系を揺さぶる批評性によって初めて価値をもつ。しかし現代日本社会ではアーカイブは様々な困難に直面している。調査(インタビューと資料収集),データベース化,データの配列と選択,そこからの言説の構築という過程を経て書かれた『肉体のアナーキズム』の成立とその反響,その後の調査のなかで考え・感じたことから,アーカイブと歴史・批評の問題を考察する。

  • 日時:平成28年1月18日(月曜日)午後5時半から
  • 会場:京都市立芸術大学 新研究棟2F 共同ゼミ室
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • チラシ

■ 講師プロフィール
黒ダライ児
(くろだ・らいじ)
戦後日本前衛美術研究家。1961年東京生まれ、福岡在住。著書に『肉体のアナーキズム 1960年代・日本美術におけるパフォーマンスの地下水脈』(grambooks、東京、2010年)。最近の論文に“Sound in Two Dimensions: Graphic Scenario of Performances by Zero Jigen in the 1960s,” POST, website of Museum of Modern Art, New York, uploaded June 18, 2015がある。

シンポジウムのお知らせ

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文化庁平成27年度メディア芸術連携促進事業 タイムベースト・メディアを用いた美術作品の修復/保存に関するモデル事業 京都市立芸術大学芸術資源研究センター・国立国際美術館共催シンポジウム

「過去の現在の未来 アーティスト,学芸員,研究者が考える現代美術の保存と修復」

 京都市立芸術大学芸術資源研究センター(以下「センター」)は,学内外の芸術作品や各種資料等「芸術資源」のアーカイブ化を通して,将来の新たな芸術創造につなげることを目的に,昨年4 月に発足しました。
 センターでは,文化庁平成27年度メディア芸術連携促進事業「タイムベースト・メディアを用いた美術作品の修復/保存に関するモデル事業」として,古橋悌二《LOVERS》(1994年)の修復と保存をはじめとする,現代美術の修復と保存に関する調査研究を行っています。
 現代美術の作品は,様々な技術や素材を用いて作られています。そのため,最新技術を用いた作品がやがて古色を帯びたり,部品の故障や摩耗によって動作しなくなることもあります。作品の保存では何を重視するべきなのでしょうか。修復において作品の同一性はどのように保たれうるのでしょうか。現代美術の保存と修復は,従来の絵画や彫刻にはなかった様々な問題を提起しています。
 現代美術に携わる人々は,この問題をどのように考えているのでしょうか。それぞれの立場によって,保存と修復に対する考え方は異なるでしょう。今回のシンポジウムは,国際シンポジウム「現代美術をコレクションするとは?」(2014年)など現代美術の保存と修復の考察に取り組んできた国立国際美術館との共催で,アーティスト,学芸員,研究者という3つの異なる立場から,現代美術の保存と修復の意義と課題について考察します。


  • 日時:平成27年12月5日(土曜日)13:30~17:00(13:00 受付開始)
  • 会場:国立国際美術館 B1 講堂 (大阪府大阪市北区中之島4-2-55)
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • 問い合わせ先:芸術資源研究センター事務局 tel:075-334-2231 mail:arc@kcua.ac.jp
  • チラシ

次 第
13:30~13:40 開会挨拶 山梨 俊夫(国立国際美術館館長)
13:40~15:00 発表
発表者
石原友明(アーティスト,京都市立芸術大学美術学部教授,同芸術資源研究センター所長)
「ゾンビとフランケンシュタイン 保存と修復」
植松由佳(国立国際美術館主任研究員)
「国立国際美術館におけるタイム・ベースド・メディアの保存修復ケーススタディ 高谷史郎《optical flat / fiber optic type》」
金井直(信州大学人文学部准教授)
「アルテ・ポーヴェラの古色(パティナ)と抗老化(アンチエイジング)」
マルティ・ルイツ(サウンド・アーティスト,バルセロナ大学美術学部研究員)
「バシェの音響彫刻の修復と保存 インタラクティヴな芸術作品の動態保存への挑戦」
15:00~15:20 休憩
15:20~16:30 パネルディスカッション
16:30~16:50 質疑応答
16:50~17:00 閉会挨拶 石原 友明

司会 加治屋 健司 (京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授)


■発表者略歴

石原 友明(いしはら ともあき)
京都市立芸術大学美術学部油画専攻教授。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。個展に「美術館へのパッサージュ」(栃木県立美術館,1998年),「i [the imaginary number]」(西宮大谷記念美術館,2004年),「アウラとエクトプラズム」(MEM,2014 年)等。グループ展に「彫刻の遠心力」(国立国際美術館,1992年),“Vanishing Points: Contemporary Japanese Art” (National Gallery of Modern Art, New Delhi, 2007),「Trouble in Paradise 生存のエシックス」(京都国立近代美術館,2010年)等。

植松 由佳(うえまつ ゆか)
国立国際美術館主任研究員。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館勤務を経て2008年より現職。企画展に、映像作品によるグループ展「夢か、現か、幻か」、ヴォルフガング・ティルマンス、やなぎみわ、ピピロッティ・リスト、エイヤ=リーサ・アハティラ、マルレーネ・デュマス、マリーナ・アブラモヴィッチ、草間彌生、ヤン・ファーブルの個展等。第54回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー、第13回バングラデシュ・ビエンナーレ日本参加コミッショナー。京都市立芸術大学非常勤講師。

金井 直(かない ただし)
信州大学人文学部准教授。京都大学大学院文学研究科美学美術史学専攻博士後期課程研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。企画展に「ヴォルフガング・ライプ」(豊田市美術館,2003年),「アルテ・ポーヴェラ」(豊田市美術館,2005年),“Vanishing Points: Contemporary Japanese Art” (National Gallery of Modern Art, New Delhi, 2007)等。あいちトリエンナーレ2016キュレーター。

マルティ・ルイツ(Martí Ruiz)
サウンド・アーティスト,バルセロナ大学美術学部研究員。バルセロナ大学大学院でバシェの音響彫刻に関する博士論文を書く。音楽学校でギターを学ぶとともに,古楽とヴィオラ・ダ・ガンバをサンティアゴ・ミロンに師事。電子音響にも関心を持ち,“Katatsumuri”プロジェクトを行う。カタルーニャのサウンドスケープ録音プロジェクト,環境芸術プロジェクト,カウベルの音を音階に調律しなおし,草を食べている牛たちの間に自動生成的に音を生むプロセスをつくるプロジェクト等を行う。

第10回アーカイブ研究会のお知らせ

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第10回アーカイブ研究会

映像民族誌とアーカイヴの可能性
記録映画『スカラ=ニスカラ ~バリの音と陶酔の共鳴~』
上映+レクチャー

第10回は美術家、映像・音響作家、映像人類学研究者である春日聡氏をお迎えし,記録映画『スカラ=ニスカラ ~バリの音と陶酔の共鳴~』の上映会とレクチャーを行います。

〈概要〉
 映像民族誌とは映像で描く民族誌で、ほかの映像分野と同様に制作には膨大な素材(ストック・
フッテージ)が必要となる。
 映像・音響は祭礼や音楽やダンスなど一回性の事象を時間軸と伴に克明に記録する代わりに、文字
と違い、後から書き直すことができない。そのため記録者は事象の生起する場の流れを読み取り、臨
機応変に対応しなければならず、撮影・録音の技量が問われる。そうして記録した素材は価値を持つ
一方、さまざまな失敗やノイズが含まれる可能性がある。さらに長期保存や共有に関する問題が待ち
構えている。これらの問題はメディアのアナログ/デジタルに関わらずつきまとう。
 また記録者の存在によって事象の状況が変化する可能性を含むことに留意しておきたい。その場を
共有する記録者も刻々と変化する事象に影響を与えうる存在なのである。
 このようなことを踏まえ、ここでは、足かけ16年超のフィールドワークで撮影・録音した調査
アーカイヴを基に制作した記録映画を参照し、バリ島特有の事情も交えながら、映像民族誌における
アーカイヴとはどのような意味を持つのか、また映像作品制作によりよく活用できる創造的なアーカ
イヴとはどういうものなのか、映像民族誌とアーカイヴの可能性を考える。

  • 日時:平成27年12月8日(火曜日)午後5時から7時まで(上映60分+レクチャー)
  • 会場:京都市立芸術大学 中央棟 L1
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • チラシ


■ 講師プロフィール
春日 聡
(かすが・あきら)
 美術家、映像・音響作家、映像人類学研究者。博士(美術)。東京藝術大学美術研究科先端芸術表
現領域博士後期課程修了。
 専門は映像人類学、音楽人類学、民俗芸能研究、映像・音響メディア研究。バリ島、日本列島にお
ける祭祀儀礼や芸能などの無形文化と聖地に関する民族誌研究。地域研究における映像・音響メディ
アの活用。
 1990年より日本列島各地、バリ島、ネパールなどでフィールド・ワークを続ける。祭祀儀礼や祝
祭空間における「可視/不可視」や「超越性」をテーマに民族誌映像の可能性を追求。
 バリ島の祭祀儀礼における多様なトランス・ダンスと、宇宙観における五大元素をモチーフにした
サウンド・スケープでつづる記録映画『Sekala Niskala スカラ=ニスカラ ―バリの音と陶酔の共鳴
―』を発表。「ふじのくに⇄せかい演劇祭2012」(SPAC静岡舞台芸術センター)、SARAVAH東京
(2012、2013年)、日本映像民俗学の会岐阜大会、東洋音楽学会西日本支部例会(2015年)など
各地で上映。
 奈良県立万葉文化館委託共同研究『日本列島の古代における音の超越性 ~祭祀芸能の比較研究と
音楽・映像による実践的研究の視座から~』研究成果発表シンポジウム「音と映像で体感する超越性
の古層」(2015年)において、パネル発表とともに映像・音響による演奏を行う。
 これまで音響彫刻作品、メディア・インスタレーション作品、ダンス作品の音楽、映像・音響作品
を多数発表。またライヴ・エレクトロニクスを中心とする演奏を自作のインスタレーション空間で行
うほか、ギャラリー、書店、神社、アート・イベントなどで発表。

講演会のお知らせ

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芸術資源研究センター講演会 「イタリア未来派—芸術の革命」

イタリア未来派—芸術の革命

記譜法のプロジェクトの一環として,音楽学者で音楽美学者のルチャーナ・ガリアノ氏をお招きし,講演会「イタリア未来派—芸術の革命」を行ないます。

〈概要〉
イタリア未来派は20世紀初頭にイタリアで起こった芸術運動のひとつで,1909年に詩人フィリッポ・マリネッティがフランスの新聞『フィガロ』に発表した「未来派宣言」がこの運動の発端です。1913年にはルイジ・ルッソロが論文「騒音芸術」を発表し,ノイズ楽器「イントナルモーリ」を開発。伝統的な芸術観を否定する彼らの活動は,20世紀の芸術運動に大きな影響を与えました。絵画や彫刻といった造形芸術だけでなく,写真、建築,デザイン,ファッション,演劇,音楽,文学,政治活動に至るまで広範囲に及んだ芸術運動の思想的背景を探るとともに,ノイズ楽器のための記譜法について考察します。

  • 日時:平成27年11月20日(金曜日)午後5時から6時半まで
  • 会場:京都市立芸術大学大学会館交流室
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • チラシ

■ 講師プロフィール
ルチャーナ・ガリアノ(Luciana Galliano)
音楽学者・音楽美学者。トリノ大学卒業。東京藝術大学修士課程修了。
2004年より2009年まで、CESMEO(国際東アジア高等研究所)取締役会役員。ミラノ音楽院、トリノ大学等にて講師を務めた後、1996年−2011年ヴェネツィア大学 Ca’ Foscari 教授。 2014年、国際日本文化研究センターに外国人研究員として滞在。現代音楽に関する深い知識と才能を兼ね備え、現代音楽、現代芸術関係の著作を数多く発表している。現在、日本のフルクサスについての著作を執筆中。イタリア未来派についても造詣が深く、今回は音楽と美術、詩、演劇などについて考察する。

シンポジウム開催のお知らせ

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シンポジウム開催のお知らせ

ほんまのところはどうな ん、「 アーカイブ」~初心者にもわかるアーカイブ論 ~

<概要>
本イベントは,京都市立芸術大学芸術資源研究センターが主催する公開シンポジウムです。本学客員教授であり,本研究センターの特別招聘研究員を務める美術家の森村泰昌氏を迎え,今日の芸術文化において関心が高まっている「アーカイブ」について,教員・研究者がともに話し合います。自らを「アーカイブ初心者」と呼ぶ森村氏が,アーカイブに関して分からないことを研究者に聞いてみるという趣向です。「なぜ、いまの美術でアーカイブが話題となっているのか」を一緒に考えませんか。

  • 日時:平成27年9月19日(土) 午後1時~5時半
  • 会場:京都芸術センター講堂 ※会場がフリースペースから変更になりました
  • 主催:京都市立芸術大学芸術資源研究センター
  • 共催:京都芸術センター
  • 参加無料(事前申込み不要)
  • 問い合わせ先:芸術資源研究センター事務局 TEL:075-334-2231 MAIL:arc@kcua.ac.jp
  • チラシ(PDF)

登壇者:石原 友明(本センター所長・本学美術学部油画専攻教授)
    加治屋 健司(本センター准教授)
    加須屋 明子(本学美術学部教授)
    佐藤 守弘(京都精華大学デザイン学部教授)
    林田 新(本センター非常勤研究員)
    森村 泰昌(本学客員教授・本センター特別招聘研究員)        (五十音順 敬称略)

タイムスケジュール
13:00~13:30 その0:プロローグ「ボクにもわかるように話してな」(話者:森村 泰昌)
13:30~14:00 その1:「なんでそんなもんが出来てきたん」(話者:林田 新)
14:00~14:30 その2:「なにがおもろいのか教えてください」(話者:佐藤 守弘)
    休憩
14:45~15:15 その3:「アーカイブは病やて言うてる学者がいるらしい」(話者:加治屋 健司)
15:15~15:45 その4:「アーカイブを芸術にする人が増えてきた」(話者:加須屋 明子)
15:45~16:15 その5:「忘れることはよくないことですか」(話者:石原 友明)
    休憩
16:30~17:30 その6:討論「ほんまのところはどうなん、「アーカイブ」」(全員)

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