京都市立芸術大学では,京都の新たな夏の風物詩,「京の七夕」を盛り上げるため,美術学部デザイン科の学生31名が「京の七夕」にちなんだ立体造形作品を制作し,最寄駅である地下鉄二条城前駅の構内を飾ります。
この取組は,京都市交通局及び京の七夕実行委員会との連携事業で,今年で3年目を迎えます。
今年の制作テーマは,「天の川をデザインする」です。学生達は,京の七夕のテーマ「願い」を踏まえ,七夕の風景として物語を彩る「天の川」を制作テーマとして,カラーアルミなどの金属を用いて,既存のイメージにとらわれない新しい天の川の風景をデザインします。
担当教員である,プロダクト・デザイン専攻 高井節子准教授は,「この制作を通じて,人に見てもらうということを意識した作品づくりを学んでもらうとともに,金属素材の加工によって生まれてくる表現の面白さも学んでほしい。」と語ります。
また,学生は,「たくさんの方々に作品を見ていただくことは,嬉しいし,制作意欲が湧いてくる。金属は形を作るのが難しいが,紙などとは違って光沢が出る素敵な素材。金属の質感を生かした作品を作りたい。」と,楽しみながら制作に取り組んでいます。
制作した作品は,平成25年7月6日(土曜日)から1年間,地下鉄東西線「二条城前駅」の改札口から出入口2番までの通路壁面に展示します。
「京の七夕」には,是非,地下鉄でお越しいただき,イベントとともに,学生の創り出す,新しい天の川の風景をお楽しみください。
(参考)
・地下鉄東西線「二条城前駅」について
・平成25年度「京の七夕」について