今年度，京都府で開催される第26回国民文化祭・京都2011のオープニングステージ「絹糸幻想（きぬいとげんそう）」に京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻の村上晴香さんが，主役の一人，青龍役で出演します。
（写真左から2番目が青龍役の衣装を着た村上さんです。）
このステージは，京都の文化，日本文化を築き上げる過程で大きな役割を果たした「まゆ・絹」を縦糸に，｢こころを整える｣作法・礼儀・室礼と，それらを育む中から生まれた｢伝統工芸と先端技術｣の2本を横糸にした音楽劇です。
メインテーマである「繭」と京都の地を司る四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)を中核にして，古代から現代，未来へと物語が展開します。
村上さんがアカペラで劇の場面を表現するシーンは必見です。
また，舞台美術を，京都市立芸術大学大学院彫刻専攻の修了生である高橋匡太氏が手掛け，青龍の衣装は，絹織物で制作されており，こちらも見どころの一つです。
オープニングステージの詳細は，国民文化祭ホームページをご覧ください。
村上さんは語ります。
「制作者一同，『京都の文化の素晴らしさを伝える。』という強い思いを持って取り組んでいる。自分も表現者の一人として，多くの人に京都文化の魅力を伝えたい。また，舞台の喜びや楽しさも伝えたい。」
このステージの観覧は，募集を締め切られていますが，次の番組で放送されます。
皆様，是非ご覧ください。
■番組名：「第26回国民文化祭・京都2011開会式」
■日 時：10月29日（土）15:25～16:30 （NHK京都での生放送）
10月30日（日）10:30～11:08 （NHK総合での全国放送）