京芸Transmit Program #3 「Mètis -戦う美術-」

京都市立芸術大学ギャラリー＠ＫＣＵＡでは、毎年4月に「Transmit Program」として、京都芸大出身の若手作家に焦点を当てた展覧会を開催しています。

3回目の開催となる今回は、日常社会や常識など、あたりまえだったはずの世界が大きく揺らいでいる現在、「私たちが生きてゆくために、どうすれば日々の営みを意義あるアクションに変えてゆくことができるのか？」をテーマに、独自の表現を追求する5組の作家を紹介します。

出品作家たちは、絵画、映像、立体、パフォーマンス、インスタレーションなど多岐にわたる形式を往還できる柔軟性をもつと同時に、観衆との親和性の高い表現を得意としています。

また、本展は作家たちの普段の生活にもスポットを当てた、一種のオムニバス形式のドキュメンタリーとして構成されます。作家の日常を捉えた映像や会期中に開催されるイベントなどを通じて、作家たちは様々なスタイルで自らの日常に向き合い、世界と対峙し、日常的実践のための方法論を模索します。

日時/会期	平成24年4月7日(土曜日)から5月20日(日曜日)まで (開館時間:午前11時から午後7時まで。月曜日休館。ただし4月30日は開館)
出展作家	伊東宣明、中田有美、佐藤雅晴、高須健市、ヒョンギョン、Weast
会場	京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)
住所	京都市中京区油小路通御池押油小路町238−1
主催	京都市立芸術大学

日時	平成24年4月14日（土曜日）　午後7時から
内容	大学新入生やOB アーティスト，スペース主宰者たちとの交流パーティ・ゲストパフォーマンス/ VJ イベント予定。（協力：EION / 白箱ZOO）

日時	平成24年4月21日（土曜日）　午後2時から午後4時まで
内容	3 月末から４月上旬にセルビア・ベオグラードでグループ展に参加した佐藤氏に、セルビアの現在の様子についてレポートしていただきます。ヨーロッパの火薬庫として幾度となく戦火に巻き込まれてきた、セルビアの街や人々に息づく美術について語っていただきます。

日時	平成24年4月28日（土曜日）　午後2時から午後4時まで
内容	韓国人アーティストとして日本で発表活動を行うヒョンギョン氏。彼女はなぜ日本で制作するのか。彼女の作品に込められているエネルギーはどこから生まれるのか。私たちが考える韓国と日本の関係やアーティストとしての日常について語っていただきます。

日時	平成24年5月5日（土曜日）　午後2時から午後4時まで
内容	制作上のライバルとして、そして夫婦として日常を共に過ごす伊東宣明氏と中田有美氏。その作品スタイルは異なりますが、その中にも共通する部分、そして家族としての絆が見え隠れしています。このトークでは、そんな二人の制作と生活について、語っていただきます。

日時	平成24年5月12日（土曜日）　午後2時から午後4時まで
内容	アーティスト兼ギャラリー主宰者として多彩な活動を続ける高須健市氏。その活動は、ファインアートの枠に収まらない日常と美術の境界線上にあって、私たちの通念を揺さぶり続けています。その活動について語っていただくと同時に、今回の出品作の制作プロセスを参加者で追体験します。

日時	平成24年4月8日、15日、22日、29日、5月6日、13日、20日（すべて日曜日）午後1時から午後5時まで
内容	「つなぐこと」の作用について考え、パフォーマンスとして実践するWeast。彼らのユーモラスなパフォーマンスには、ユーモラスな中にも日常世界についての鋭い視線が存在します。このワークショップでは、そんなWeast のワークショップを参加者で実際に体験しながら、そこで得た共通意識について考え、ディスカッションします。（※全回同じ内容ですが、最初の2回（4月8日、15日）のみ、外でお花見をしながらのワークショップなります。参加希望の方は食べ物や飲み物を１品程度、お持ち寄り下さい。雨天中止。） ●参加条件：親子や恋人など、二人一組でどなたでもお気軽にご参加ください。またワークショップ時に使いたいものがあれば、持参して下さい。 ●申込方法：住所、氏名、電話番号、メールアドレスをご記入の上、「@KCUA Weast ワークショップ申込」宛でinfokcua@gmail.com までお申し込み下さい。）

問い合わせ先	京都市立芸術大学　教務学生支援室　事業推進担当電話 075-334-2204
交通・アクセス	アクセスについて京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAホームページをご覧ください。京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAホームページ