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京都市立西総合支援学校の皆さんと音楽学部生との交流演奏会を開催

2013.10.08

 10月2日,京都市立西総合支援学校中学部の生徒10名と本学音楽学部生8名の交流演奏会を開催しました。

 本演奏会は,西総合支援学校では,地域との交流を目的とした授業「地域交流ユニット」の一環として,本学では,学生の日頃の教育研究成果の発表の場,また,地域交流を通じた学びの場として実施するものです。

 

 お互いに自己紹介し,西総合支援学校の生徒の皆さんが作られた名札が学生に手渡された後,本学の学生が,童謡やポップスなどを順に披露していきます。

 

 最初は,西総合支援学校の生徒の皆さんは,いつもと違う空気に少し緊張されているようでしたが,学生が歌に合わせて考えたオリジナルダンスを披露し,「みんなも一緒に歌って,踊ろう!」と呼びかけると,一人,二人と前に出て,学生と手をつないで踊りはじめ,全身で音楽を楽しまれていました。

 

 次に,学生と西総合支援学校の生徒の皆さんとで,楽器を一緒に作りました。ペットボトルや空き缶に,ビーズや鈴,石などを入れ,テープでふたをして,シールや布で飾り付けて楽器を作っていきます。

 

 その楽器を使って,みんなで一緒に「おもちゃのちゃちゃちゃ」と「さんぽ~となりのトトロメドレー」を演奏し,音楽を通して学生と生徒の皆さんは一体となり,会場は笑顔で包まれました。

   

 最後に,西総合支援学校の皆さんから演奏の御礼にと,学生に,授業で制作された陶器のお皿がプレゼントされるとともに,手作りのくす玉を割られると中から「ありがとう」と書かれた幕が出てきました。

 

 西総合支援学校中学部1年生の横堀花芽さんは「歌がすごく綺麗だった。楽しかった。また来てほしい。」と大満足の様子でした。

 また,担当教員の持留先生からは,「今日のように芸大の学生さんに来ていただいて音楽を通して交流してもらうのはありがたい。音楽が好きな子ばかりなので,すごく盛り上がった。子どもたちにはとても貴重な経験となった。」とのお言葉をいただきました。

 声楽専攻3回生の和田悠花さんは,「子ども達の笑顔を見て感動した。音楽を通して子ども達と一体になれたような気がする。京都芸大で学んだことを生かして仲間達とこういう活動を続けていきたい。」と話します。

 京都芸大では,今後も市民の皆様に広く文化芸術に触れ合う機会を提供してまいります。

 

出演

ソプラノ  和田悠花   (声楽専攻3回生)

       朝枝恵利子 (声楽専攻2回生)

       講殿由紀奈 (声楽専攻2回生)

アルト   中谷明日香 (声楽専攻2回生)

テノール  菅野翔太郎 (声楽専攻2回生)

バリトン  廣田雅亮  (声楽専攻2回生)

       大西凌    (声楽専攻2回生)

ピアノ   橋本郁美   (ピアノ専攻3回生)

プログラム

1 線路はつづくよどこまでも

2 アイスクリームのうた

3 ドロップスのうた

4 Go For it!!

5 四つのわらべうた

6 村祭

 ~ 楽器制作~

7 おもちゃのチャチャチャ

8 さんぽ ~ となりのトトロメドレー ~