東寺にて本学学生等が制作した「平成東寺伝説絵巻」が展示されます。

世界文化遺産として知られ，真言宗総本山である東寺において，本学大学院美術研究科保存修復専攻の宇野茂男教授の指導の下，本学と他大学の学生たちが共同して制作に取り組んだ「平成東寺伝説絵巻」が，10月28日（金曜日）から12月4日（日曜日）まで公開されます。

「平成東寺伝説絵巻」は，本学も加盟する（公財）大学コンソーシアム京都が，単位互換参加約５０大学の学生向けに開設した京都世界遺産PBL （Project Based Learning）科目の一講座として，平成27年度に開講した『保存科学入門「東寺」絵巻を作る』（担当教員：宇野茂男教授）において，本学の学生４名をはじめ他大学の学生も含めた総勢７名の学生たちが，東寺の縁起，高僧伝記，祭祀などを学び，その魅力を伝えるために制作したオリジナルの絵巻で，この度，制作に当たり協力いただいた東寺のご厚意の下に展示させていただくことになりました。

受講した学生たちは，寺社との打合せや聞き取り調査に始まり，取材や資料，史料等の収集等を通して考察検討を行い，そこから絵巻になる題材を見つけ，想像力を生かして作画構想を練り，長さ約１６メートルの魅力ある作品に仕上げました。

作品の制作に際しては，「子供から大人まで容易に楽しめる絵巻を作る」，「文化とロマンのある，東寺の魅力を後世に伝える」ことなどをポイントとした他，東寺を訪ねる外国人の方にも魅力を伝えるために英語，中国語，韓国語で詞書を書いています。

学生たちが長期にわたり取り組んだ力作を是非ご覧ください。