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京都市立西総合支援学校中学部の皆さんをお招きしてミニコンサートを開催

2012.12.20

京都市立西総合支援学校における産業現場等実習として、同校の皆さんには、本学の構内の清掃活動にご協力をいただいています。

この度、同校から中学部の課外活動としてミニコンサートを開催してほしいという依頼があり、日頃の清掃活動の恩返しとして、この依頼を実現したいとの思いで、在学生に出演者を募集したところ、弦楽専攻の大学院生である中嶋弥生さん(ヴァイオリン)、場野まりなさん(ヴァイオリン)、佐本博子さん(ヴィオラ)、荒牧有未翔さん(チェロ)の4名から協力の申し出があり、ミニコンサートを開催致しました。

ミニコンサートは、12月に本学の大学会館交流室にて行い、4名の学生が楽器の紹介やクイズを交えながら、クラシックの定番曲から最近の歌謡曲まで計8曲を演奏しました。

中学部の皆さんは、最初は学生の奏でる美しい音色に聞き入っておられる様子でした。次第に場の雰囲気にも慣れ、演奏に合わせて歌い、踊り、そして、持参されたマラカスや鈴などの楽器で演奏を楽しまれていました。

演奏している学生も自然と笑みがこぼれ、和やかで演奏家とお客様の距離の近いコンサートとなりました。

最後に、中学部の皆さんから演奏した学生にお礼の言葉と合わせて、『ワークスタディ』という授業で作成されたお皿やしおりがプレゼントされました。

実習を担当される熊谷先生から、「普段、生徒たちは、授業で楽器を演奏することはあるが、生の演奏を聴く機会は少ない。生徒たちも楽しんでおり、今日は良い時間をいただいた。」とのお言葉を頂きました。

また、演奏した荒牧有未翔さんは、「演奏会に聴きに来れない人にも演奏を届けたいと普段から思っていたので、今回、友達に声をかけて応募した。障害のある方や小さい子どもたちなどにも音楽を楽しんでいただく“騒いでもいい演奏会”も必要だと思う。中学部の皆さんが今日の演奏を楽しんでいただけたのであれば嬉しい。今後も続けていきたい。」とやりたいことが実現できたことに満足している様子でした。

京都市立芸術大学では、今後とも教育研究の成果を地域社会に還元するため、市民の皆様に広く文化芸術に触れ合う機会を提供してまいります。