京都市立芸術大学日本画専攻は1880年の画学校創設以来,その伝統を継続する教育を行い,多くの著名な作家を輩出すると共に,一貫して写生を軸にした基礎教育を行ってきました。
日本画専攻は京都市立芸大の総合的な研究・教育を担い,自然への共感と対話を通じて豊かな精神を養い,自己研鑽を行うことを目的とし,絵画表現以外の領域でも活躍できる人材を育成し,社会に貢献し続けています。昨年に引き続き今展では,現在,本学日本画専攻で行われているカリキュラムの中から,カリキュラムの柱となる「地面」と「人体」の中で制作される写生と本画作品を軸に構成し展示致します。
現在,多様な表現と解釈を生み出している「日本画」表現ですが,本学の日本画教育では,この2つの課題「地面」と「人体」により日本画の基礎を集約し学ぶことに最大の特徴があります。特に課題「人体Jでは,戦後日本画において京都画壇の中心を担ってきた数多くの作家達がさまざまな解釈に基づく制作を行ってきたものであり,日本画における造形を学ぶ上で欠かせないものであるという認識のもと,課題として長年にわたり定着しているものです。併せて今展では,それらの課題を経過しそれぞれの制作に発展させつつある学部上回生と修士課程,また,そうした日本画制作と共に本学日本画専攻の一翼を担う模写制作から,それぞれの学生作品を陳列致します。本学日本画教育が志向している日本画とはどのようなものであるのか,この機会に,ぜひ,ご覧いただければと思います。
会期 | 2013年11月23日(土曜日•祝日)~12月8日(日曜日) 11時00分〜19時00分(最終入場18時45分まで) ※月曜日休館 |
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会場 | 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア) |
住所 | 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1 |
主催 | 京都市立芸術大学 日本画研究室 |
お問合せ | 教務学生支援室 事業推進担当 TEL : 075-334-2204 |
アクセス |
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