京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターでは,多くの方に日本の伝統音楽や芸能について理解を深めていただけるよう,音源・映像を用いて説明を行いつつ,歴史的資料,口伝書,楽譜等の演奏資料を読み進める「でんおん連続講座」を開講しています。
平成25年度(後期)は能の音楽である謡などに関する2講座をご用意しました。専門的なテーマに気軽に触れていただける市民講座となっておりますので,皆様ぜひご参加ください。
関連展示「京観世岩井家の歴史」
講座タイトル | C講座:「能の音楽の原型をさぐる―他のジャンルの比較や演出資料を通じて」 D講座:「謡を楽しむ文化―京観世とその周辺」 |
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日時 | 平成25年10月9日~11月27日 期間内の毎週水曜日(計8回) ・C講座:10時40分~12時10分 ・D講座:13時00分~14時30分 |
会場 | 京都市立芸術大学内 新研究棟7階(合同研究室1) |
住所 | 京都市西京区大枝沓掛町13-6 |
講座内容等 | C講座:能の音楽の原型をさぐる―他のジャンルの比較や演出資料を通じて 室町時代に成立した能は,現在でもよく演じられていますが,2時間にもおよぶ力のこもる演技をより面白く受けとめるためには,謡のテクスト内容の理解にくわえ,音楽や舞の構造を熟知しておくことも必要です。能の鑑賞歴・稽古歴は長くてもわかったという実感が得られないと感じておられる方,ぜひ受講してください。今期は,登場楽,謡,舞などの原形を実践的になぞりつつ,把握していくことを試みます。
講師:藤田隆則(日本伝統音楽研究センター教授)
D講座:謡を楽しむ文化―京観世とその周辺 現代の謡は,複雑な技法と高い精神性をもった芸術的な音曲ですが,その音楽的骨組みはじつは簡素で合理的です。したがって謡には,初歩の手ほどきを受けただけで自由に楽しめる手軽さが,本来備わっていたのです。手軽さゆえに謡は,娯楽や儀礼に用いられ,季節の節目をいろどるのに必要不可欠な音曲とされていました。 この講座では,謡が身近な場所で楽しまれ,必要とされていた近代までの様子を,残された資料から明らかにしたいと思います。毎回,京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターのプロジェクト研究「京観世の記録化」のメンバーが,関連する話題を提供します。音曲としての謡に興味を持っておられる方,その歴史的背景に関心をお持ちの方,どうぞご参加下さい。
講師(担当日):大谷節子(10月9日),上野正章(10月16日), 宮本圭造(10月23日),中尾薫(10月30日), 長田あかね(11月6日),五島邦治(11月13日), 丹羽幸江・高橋葉子(11月20日),高桑いづみ(11月27日)
司会・構成:藤田隆則(日本伝統音楽研究センター教授) |
受講料 | C・Dともに 5,000円(全8回分) |
定員 | C・Dともに 50名(要予約) |
主催 | 京都市立芸術大学 |
申し込み方法 | はがき,FAX,電子メールのいずれかの方法により, ①郵便番号 ②住所 ③氏名 ④電話番号(FAX番号) ⑤希望する講座名(C・Dまたは両講座) をご記入のうえ,お申込みください。 ※受講名簿の作成上,10月8日(火曜日)までに上記方法でお申込みください。 ただし,定員に余裕がある場合は,当日申込も受け付けます。 |
問合せ・申込み先 |
京都市立芸術大学教務学生支援室事業推進担当 電話: (075)334-2204 ファックス:(075)334‐2241 電子メール:public@kcua.ac.jp |
アクセス | 交通アクセスをご覧ください。 |