京都市立芸術大学芸術資料館では,本学における教育活動の中で収集された資料を5期に分けて紹介する収蔵品展「歴史の贈り物」を開催中です。
第3期は,当館では初となる学生企画による収蔵品展「消えた胸像を追って -幸野楳嶺像と美工の彫刻家たち-」を開催します。
本学が京都市立美術工芸学校と称し,校舎が東山区今熊野にあった今から約70年前,彫刻家 北村西望(1884-1987)作の本学の設立を建議した幸野楳嶺(1844-1895)の銅像がありました。この銅像は創立60周年を記念し,卒業生や教員が寄付を募って造られたものでしたが,戦時中に供出されたため現存していません。この失われた胸像の来歴をとおして,本学の母体である京都府画学校の開校と深く関わる楳嶺その人を紹介し,これまであまり注目されることのなかった京都市立美術工芸学校彫刻科の歴史を,学生の新鮮な観点から回顧します。
皆様のご来場をお待ちしています。
(画像:幸野楳嶺写真)
会期 | 2014年7月5日(土)~8月8日(金) |
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開館時間 | 午前9時~午後5時 |
休館日 | 月曜日 (祝日の場合は翌火曜日休館) |
会場 | 京都市立芸術大学 芸術資料館陳列室 (中央棟1階・大ギャラリー奥) |
出品作品 | ・幸野楳嶺《減筆花卉運筆模本》 ・北村西望 《母性》 ・大村西崖 《大獅子》 ほか |
関連イベント | ギャラリートーク(展示解説) 今回の展示を企画した学生が展示解説を行います。 日時:7月29日(火曜日) 12時10分~12時40分 ※ 事前申込不要 |
入場料 | 無料 |
問い合わせ | 京都市立芸術大学芸術資料館 電話:075-334-2232 FAX:075-333-8533 |