当館では,本学の前身にあたる京都市美術工芸学校時代の明治27年から卒業作品の一部を収蔵しており,その中には京都市動物園での写生をもとに描かれた動物画も含まれています。同じく明治36年に開園した動物園では,明治から昭和にかけて撮影された動物写真や映像資料を収蔵しており,これらをともに展示することで,学生たちの動物へのまなざしを追体験する展示を行います。また,動物園内では,動物画の卒業作品や本学の歩みをパネルで紹介します。
(画像: 村上華岳 《 羆 》 明治40年)
会期 |
2018年4月11日(水曜日)~5月13日(日曜日) ※動物園での展示は2018年4月14日(土曜日)~5月13日(日曜日) |
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会場 |
京都市立芸術大学 芸術資料館陳列室(中央棟1階・大ギャラリー奥) 京都市動物園 イースト・ギャラリー(左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内) |
開館・開園時間 | いずれも午前9時~午後5時 ※動物園の入園は午後4時30分まで |
休館・休園日 |
いずれも月曜日 ※月曜日が休日の場合,翌火曜日 (ただし,動物園は5月1日(火曜日)も開園します) |
入場料 | 無料 ※動物園は要入園料(一般600円,中学生以下無料) |
展示作品 |
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関連事業 |
◯本学芸術資料館・田島達也館長による講演会 「探検 日本美術動物園」(会場:京都市動物園レクチャールーム) 事前申込み不要,定員80名(小学生以上対象) 4月14日(土曜日)午後1時30分~午後3時00分 ◯学芸員によるギャラリートーク(会場:本学芸術資料館陳列室) 5月8日(火曜日)午後0時15分~午後0時45分 ◯芸術資料館・動物園をまわるスタンプラリー 芸術資料館と動物園でスタンプを集めてプレゼントと交換 期間:4月14日(土曜日)~5月13日(日曜日) |
協力 | 京都市動物園 |
問い合わせ |
京都市立芸術大学芸術資料館
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参考 |
【京都市立芸術大学沿革】 明治13年(1880) 京都府画学校創立(京都御苑旧准后里御殿を仮校舎とする) 明治15年(1882) 河原町織殿へ移転 明治18年(1885) 河原町元勧業場跡へ移転 明治22年(1889) 京都市に運営が移管され,京都市画学校と改称(京都御苑内博覧会東館へ移転) 明治23年(1890) 東山華頂山麓,知恩院通照院へ移転 明治24年(1891) 京都市美術学校と改称 明治27年(1894) 京都市美術工芸学校と改称 明治40年(1907) 上京区吉田川端通荒神口の新校舎へ移転 明治42年(1909) 京都市立絵画専門学校創立(美術工芸学校校舎の一部を転用) 大正15年(1926) 東山区今熊野の新校舎へ移転 昭和20年(1945) 京都市立美術専門学校と改称 昭和25年(1950) 京都市立美術大学創立 昭和44年(1969) 京都市立芸術大学開学 昭和55年(1980) 西京区大枝沓掛へ移転 平成3年(1991) 大学の附属施設として「京都市立芸術大学芸術資料館」を開設 平成24年(2012) 公立大学法人へ移行 【動物園略歴】 明治36年(1903) 京都市紀念動物園開園 明治38年(1905) 「京都市紀念動物園案内」を初出版,定価五銭 明治40年(1907) シャム(タイ)から象1頭来園 明治43年(1910) 国内初・ライオン誕生 人工飼育を行う 昭和14年(1939) 第一回全国動物園園長会議を京都で開催 昭和21年(1946) 進駐軍により南側約13,200㎡が接収される(~昭和27年) 昭和28年(1953) 海水水族館新設(~昭和43年撤去) 昭和37年(1962) 京都市動物園に改称 平成20年(2008) 京都大学と「野生動物の保全に関する教育及び研究の連携協定」を締結 平成21年(2009) 新「京都市動物園構想」策定 平成25年(2013) 学術研究と環境教育を担う「生き物・学び・研究センター」新設 平成27年(2015) グランドオープン 平成30年(2018) 生き物・学び・研究センターが文部科学省科学研究費助成事業における研究機関として指定 |