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下京雅小学校で「水墨画にチャレンジ!」学習を実施しました。

2018.07.20

本学日本画研究室では,日本画の研究と教育の成果を広く社会に発信するため,実技講座や教育現場での交流事業,学生の社会参加等の活動に取り組んでいます。この度,2023年度に本学が移転を予定している下京区にある下京雅小学校において,「水墨画にチャレンジ!」体験学習を実施しました。

同小学校6年生の総合的な学習の時間「みやび学習」では,伝統文化について学んでおり,今回は室町時代を代表する文化人,雪舟の確立した水墨画にチャレンジしました。講師は,本学日本画専攻の川嶋渉教授,奥村美佳准教授,三橋卓講師と大学院生6名が務めました。

授業では,川嶋教授から水墨画が誕生した室町時代の文化について説明が行われた後,講師陣による筆づかいの練習をおこないました。そしていよいよ水墨画にチャレンジ!手本は香雪美術館所蔵の重文「雪舟筆,李蓀(りそん)・朴衡文(ぼくこうぶん)賛『真山水図』」です。最初は慎重な筆運びだった子どもたちでしたが,慣れてくると思い思いのタッチで描いていき,講師陣も感心するほどの作品に仕上がりました。

体験学習に御協力いただきました,下京雅小学校をはじめ関係者の皆様,ありがとうございました。本学では,引き続き,芸術活動を通じて地域の小学校をはじめ区民の方々との交流を図るなど,移転機運の盛り上げはもとより,移転後の継続的な連携を目指してまいります。

なお,本事業は「京都市下京区区民が主役のまちづくりサポート事業」に採択されており,下京区役所の助成により開催いたしました。