2018年12月13日(木曜日),上京中学校にて,本学の教職課程を履修している美術学部生25名が,上京中学校2年生と同じ課題で制作した作品を持ち寄り合評会を行いました。課題は,プラスティック製のマスクを土台に,「みずみずしい」「荒々しい」「寒々しい」等のテーマで,必ず植物を登場させて表現するというもの。
交流授業では,大学生2人と中学生6〜7人がグループを作り,グループ内で自分の作品の発想や工夫・こだわりなどを説明し,大学生が進行役となって周りのメンバーの感想や疑問に思ったことなど生徒の意見を引き出していきました。
難しい課題にもかかわらず,どの中学生の作品も個性的で,その完成度の高さに大学生も舌を巻いていました。また生徒には,作品を通して互いに発想・構想や表現方法などの工夫や思いを知ることで,今後の自己表現の可能性を考えるきっかけとしてもらうとともに,感性や想像力を働かせて表現の面白さや味わいなど芸術に親しんでもらうことができました。
また,この取組は平成31年1月21日(月曜日)に,京都芸術教育コンソーシアム(※)主催の「京都芸術教育フォーラム」において発表されます。
京都芸術教育フォーラム
- 開催日:平成31年1月21日(月曜日)18時~20時30分
- 会場:京都市総合教育センター 第1研修室
- 内容
- 18時〜18時50分 基調講演
講師:東良雅人(文部科学省 初等中等教育局 視学官) - 19時~20時30分 研究発表
① 京都市立上京中学校 + 京都市立芸術大学
② 京都市立近衛中学校 + 京都精華大学
- 18時〜18時50分 基調講演
(※)京都芸術教育コンソーシアム・・・芸術系大学と京都市立小・中学校が連携し,美術教育の充実や芸術を大切にする風土づくりの取組を一層発展,充実させることを目指し,2012年8月,京都にある芸術系の5大学(京都市立芸術大学,京都精華大学,京都造形芸術大学,嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学,成安造形大学)と京都市,京都市教育委員会,京都市立小・中学校で設立