2018年12月15日から12月24日まで,京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAにおいて,松井沙都子の個展「モデルハウス」を開催します。
本展ではギャラリー空間に「家」をモチーフとしたインスタレーション作品が展開されます。本作は,実際の「家」で用いられるような木材を下地に,既製の壁紙と床材,照明器具によって構築される立体的な造形物によって構成されます。松井沙都子はこうした設えによって,今日の私たちにとって馴染み深い生活環境と似て非なる空間を実際に人が住む「家」と同様のサイズ感で現出させることを目指しています。ただし,本作における「家」とは,実際の家を再現したものではなく,住むことのできない「家」です。抽象画が具象画からエッセンスを抽出したように,具体的な「家」をモチーフに「抽象住宅」とでも言うべき造形を抽出することを試みています。
皆様の御来場をお待ちしています。
会期 |
2018年12月15日(土曜日)~12月24日(月曜日・祝日) 午前11時~午後7時 (月曜日休館,24日は開館) |
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会場 | 京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA(アクア)
(地下鉄東西線「二条城前駅」2番出入口を南にすぐ) ※入場無料 |
参考 |
<松井沙都子(まつい さとこ)>2015年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程油画領域満期退学,2017年同大博士号(美術)取得。主な展覧会に個展「抽象住宅 —ワンルーム—」(ギャラリー恵風 2018),グループ展「TEMPLE/MATERIAL」(大徳寺黄梅院 2016),個展「ブランクの住空間」(Gallery PARC, 2015)など。2017年京都市立芸術大学大学院梅原賞受賞。 |
主催 | 京都市立芸術大学 |
助成 |
京都芸術センター制作支援事業 公益財団法人 野村財団 |
制作協力 |
幸せ工務店 |
問合せ先 |
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