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祇園祭「鷹山」の音頭取り・車方衣装等のデザインを提案しました。

2019.08.05

今年の祇園祭後祭において約200年ぶりに唐櫃巡行で復活した「鷹山」。その衣装等のデザインを本学美術学部・大学院美術研究科修士課程の学生が取り組んでいます。

8月1日,本学の特色である専攻横断型授業「テーマ演習」の「祇園祭の鷹山の復興デザイン計画」の履修生19名が,鷹山保存会の役員の方々に,「音頭取り」と「車方」の衣装と「ちまきののし紙」のデザインを提案しました。「音頭取り」と「ちまきののし紙」は,染織専攻3回生の堀切美希さんの作品が選ばれました。「音頭取り」の衣装は,紺地に表面には羽を広げた鷹を,裏面には自身の書で鷹山の文字をデザインし,「ちまきののし紙」は,鷹の絵を背景に鷹山の文字がデザインされています。また,「車方」の衣装は,紺地に車輪と鷹山のマークを白抜きでデザインした日本画専攻3回生の永井美帆さんの作品が選ばれました。

その他にも評価の高いデザインが多数あり,Tシャツや小物に採用される予定です。なお,今回選定されたデザインは,今後鷹山保存会と協議を進め,来年の祇園祭後祭にて披露される予定です。

※この取組は,美術学部総合芸術学専攻の吉田雅子教授(専門:染織工芸史)が鷹山調査委員会の委員を務めた関係で平成29年度から始まり,これまでにデザインした「曳子」,「ちゃりん棒」,「囃子方(はやしかた)」の衣装は,今年の巡行で使用されました。来年度は,「裾幕」をデザインする予定です。


テーマ演習担当教員
  • 吉田雅子 教授(専門:染織工芸史)…本事業の歴史的検証やプロジェクト・コーディネーションを担当
  • 滝口洋子 教授(専門:ファッションデザイン,テキスタイルデザイン)…衣装等のデザインを監督
  • 日下部雅生 教授(専門:型染,染造形)…衣装等のデザインを監督
  • 川嶋 渉 教授(専門:日本画)…扇子等のデザインを監督

テーマ演習