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サンドラ・ビニオン「蒸化(ディスティレ)」

2019年7月27日(土曜日)から8月18日(日曜日)まで,京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)では,サンドラ・ビニオンによる展覧会「蒸化(ディスティレ)」を次のとおり開催します。

本展では,小説家フロベールの『ボヴァリー夫人』のイメージとアイデアを「蒸留」することにより作品の本質を抽出し,小説的雰囲気を,映像等により繊細に作り直すことを試みます。

皆様の御来場をお待ちしております。

フライヤー(2.1MB)

【サンドラ・ビニオン(Sandra Binion)本人による経歴紹介文】(仏語和訳:柏木 加代子(京都市立芸術大学名誉教授))

クラッシック・バレエの学位を取得して,美術を学んだ後,私は1970年の半ばにパフォーマンス・アーティストとして出発した。私の仕事は,ここ20年生活したニューヨーク,ロサンジェルス,ベルリン,シカゴの近代芸術の光景を深く反映している。 1982年に,私は映画やビデオを創って,それらを幕間パフォーマンスに組み入れることを始めた。そして1990年,映画の研究と創造に集中しようと決意して,2年後シカゴ芸術院で映画の修士号を取得。1996年まで私は様々なパフォーマンスの作品を創作したが,それらを上映することは,ライヴに音楽とパフォーマンスとを並列させる視覚的な基盤を作るのに役立った。次に私は視覚的なイメージ,音,話し言葉を用いた「室内的」ビデオ作品の制作に興味を移す。その結果としてできあがったのが,その密接に重なり合った層からなる映画で,そこでは並置と非決定的性が流動的な解釈をもたらすことになる。私の作品は続いて2000年代の初め,絵画とデジタル写真をいっそう増やすことによって発展した。私の写真は,しばしば表層の,光の,建築物の,肉体の詳細なことがらに焦点を合わせる。常に私の日常の場,風景,空間,動きと振り付けに対する興味を結晶化させながら。ビデオや写真,絵画は,今や学際的なテーマ企画において相乗的効果をもつ要素であって,展示にふさわしいものとなっている。

 

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

会期

2019年7月27日(土曜日)~8月18日(日曜日)

午前11時~午後7時 (月曜日休館,月曜が休日の場合は翌火曜を休館)

会場 京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA(アクア)

(地下鉄東西線「二条城前駅」2番出入口を南にすぐ) ※入場無料

主催 京都市立芸術大学
問合せ先
  • 京都市立芸術大学 連携推進課(附属施設担当)
    〔電話〕 075-334-2231
    ※午前8時30分~午後5時15分(平日のみ)
    〔FAX〕 075-333-8533
  • 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
    〔電話〕 075-253-1509
    ※午前11時~午後7時(月曜日休館)
    〔FAX〕 075-253-1510

イベント会場

日本、京都府京都市中京区押油小路町238−1 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA