新型コロナウイルス感染症対策のため，京都市立芸術大学では，本日3月23日に卒業生・修了生と教職員のみで，時間も短縮して，卒業式・学位記授与式を開催いたしました。4月10日に予定している入学式についても，現在のところ感染拡大防止の措置を施して，実施する予定にしております。
さて，新入生・在校生の皆さんは，世界中に広がる新型コロナウイルス感染症の状況とその報道に，いつもと違う漠然とした不安を抱えているかもしれません。美術館や演奏会も，閉館，中止，非公開となり，課外活動もままならないことでしょう。しかし，想像力，創造力あふれるみなさんであれば，様々な事象を逆手にとって，この特別な時間を生かし，独自の学び方やアイデアを見つけているのではないかと期待しています。それぞれの場所で，練習や制作，読書を続けていることと思います。
現在大学では，4月からの学生の皆さんの安全と健康を確保するため，新年度の始め方について，議論を続けているところです。授業開始日やそれに関連する行事については，今後の状況変化を踏まえつつ，今週中にお知らせします。
京都市立芸術大学の教職員一同は，いつもの春のように新入生の皆さんが希望と意欲に満ち満ちて入学されること，そして在学生の皆さんが元気にキャンパスに戻ってくることを心待ちにしています。先が見えにくく，社会的不安も多い時期ですが，芸術を志すみなさんは，ぜひ冷静に過ごしてください。4月以降，春爛漫の沓掛のキャンパスでお会いしましょう。
京都市立芸術大学
学長 赤松玉女