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学長メッセージ:在学生の皆さまへ

2021.04.22

在学生の皆さまへ

新しい年度が始まりました。
今年は,引き続き感染予防策を徹底しつつではありますが,進級した皆さんと新入生の皆さんとともにキャンパスで新年度を迎えることができ,心から嬉しく思います。
しかしご存知のように,新型コロナウイルスと,それに伴う感染症が消えてなくなったわけではありません。感染者の数は,むしろ今までになく急速に増加しています。京都市が「まん延防止等重点措置」の措置区域となり,今また緊急事態宣言の発出も要請されました。

このような状況の中,本学では4月20日に新型コロナウイルス感染症に係る危機管理本部会議を開き,授業等については,今まで通り学科授業は遠隔,実技授業は対面で継続するといたしました。これまでの本学の対応は,現在京都府から新型インフルエンザ等対策措置法第24条第9項に基づき要請されている予防策の基準を満たしており,みなさんや教職員の努力もあって大学構内での感染爆発などの混乱は起こっていないことを踏まえた判断です。本学では,これまで通り新型コロナウイルスのリスクから皆さんの健康を守りつつ,対面での実技授業を継続することを最優先いたします。そのために,それ以外のクラブ活動などが制限されることは,誠に残念ではありますが,大学構内での制作や演奏の授業を継続するため,何とぞご理解ください。
ただし,今後の状況によっては現在の対応を変更せざるを得ない可能性もあります。引き続き,大学からのお知らせには注意していてください。

この新型コロナウイルスが怖いのは,症状がなくても感染している,さらには知らぬ間に人を感染させてしまう可能性があることです。変異株は若い人もかかりやすいともいわれます。感染し発症すると,症状は軽くても後遺症に苦しむことがわかってきました。
学生の皆さんには引き続き,自身と周りの人々の健康のため,感染予防マナーの徹底など,分別のある行動をお願いいたします。新年度になり,懇親会や飲み会など楽しみにされていたかもしれませんが,大人数での行動や,クラブ・サークル等のコンパ,友人の下宿等での飲酒・宿泊の自粛,食事中も含めたマスクを外しての会話を厳に慎んでください。明日からの大学での対面授業を守るために,今日も感染を抑える行動を強くお願いします。

またご家族等の状況や公共交通機関の利用,自身の既往症などで登校することに不安のある方は,遠慮なくそれぞれの担当教員に申し出てください。
最後になりましたが,今年度の大学生活が皆さんにとってより充実したものになることを切に願っています。

京都市立芸術大学
学長 赤松玉女