大雪にも見舞われた厳しい冬から、桜の美しい春を迎え、京都市立芸術大学の2023年度がはじまりました。進級進学した在校生の皆さん、そして新入生の皆さんに心からお祝いを申し上げます。
さて、数年来続くコロナ禍ですが、少しずつ制限が緩和され、街の様子を見ても従来の賑やかな姿が戻りつつあり、完全な収束には至っていないものの、ようやく長いトンネルの出口が見えてきたと感じています。京都市立芸術大学では、引き続き基本的な感染症対策（定期的な換気や手指消毒等）を継続していただきつつ、大学構内でのマスクの着用は学生、教職員とも個人の主体的な選択を尊重することとします。今後も状況を注視しながら、皆さんの安全を第一に判断して参りますので、ご協力をお願いいたします。
また京都市立芸術大学は、今年度前期が終われば夏休みに移転、10月からはいよいよ新校舎での授業が始まります。今回の移転をきっかけに、より密度の高い教育研究や地域との繋がりで活気に満ちた新しいキャンパスとなり、また皆さんの学びが途切れることのないよう、さまざまな準備を入念に仕上げているところです。楽しみにしていてください。
慌ただしい時期ではありますが、皆さんにとってはかけがえのない学生時代です。まずは沓掛キャンパスでの半年が充実したものになるよう、それぞれ思いっきり取り組んでいただきたいと思います。そうした皆さんの学びや活動を、教職員一同しっかりと支えてまいります。
京都市立芸術大学 学長 赤松玉女