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地下鉄北山駅アートプロムナードの作品をリニューアルしました。

2023.12.02

京都市立芸術大学では、京都市交通局公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団と連携し、演奏会等へ向かわれる方々の期待や高揚感を高めるとともに駅の賑わいを創出することを目的として、京都コンサートホールの最寄り駅である地下鉄北山駅に、学生が制作した作品を展示しています。

この度、本学の冬の定期演奏会の開催時期に合わせて、展示作品のリニューアルを行いました。

展示期間は、令和6年秋頃までを予定しております。
北山駅にお越しの際には、学生たちの想いを込めた作品を是非御鑑賞ください。

展示作品について (版画研究室)

「京都コンサートホールに響く音楽」をテーマに、美術科版画専攻の学生によって制作された作品を展示しています。

北山駅地下通路を通って京都コンサートホールへ向かう人々が、これからはじまる素敵なコンサートへの期待が高まり、胸が躍るような空間を作ることを目的としています。

学生たちは京都コンサートホールを見学し、定期演奏会を鑑賞しました。磯崎新氏設計のホールは、耳で感じる音響だけでなく、目に見える造形からも非日常を感じさせます。版画の技法は大まかに孔版、平版、凸版、凹版と分けることができますが、いずれも「版」を通した表現となります。学生たちは建物内で繰り返される構造要素や、音楽から感じる音の重なりと響きを、一つの版から展開される表現としてとらえ、創作に取り組みました。

時代を超えて繰り返し演奏される譜面は、「版」と「刷られたもの」の関係とどこか似ています。同じ音楽でも都度演奏される音色が異なるように、一度きりのコンサートへの期待感を高めていただければ幸いです。

取組の様子 取組の様子 取組の様子 取組の様子