京都市立芸術大学では、京都市交通局、公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団と連携し、演奏会等へ向かわれる方々の期待や高揚感を高めるとともに駅の賑わいを創出することを目的として、京都コンサートホールの最寄り駅である地下鉄北山駅に、学生が制作した作品を展示しています。
この度、北山駅音楽祭の開催時期に合わせて、展示作品のリニューアルを行いました。
展示期間は、令和7年秋頃までを予定しております。
北山駅にお越しの際には、学生たちの想いを込めた作品を是非御鑑賞ください。
展示作品について (構想設計研究室)
本展は「京都コンサートホールに響く音楽」をテーマに、北山駅地下通路を通って京都コンサートホールへ向かう人々の期待を高め、胸が躍るような空間を作るという目的で企画されています。
今年度は、大学院美術研究科修士課程で構想設計研究室に所属する3名の学生による作品を展示しています。それぞれの観点から音楽鑑賞や京都コンサートホールの空間などをリサーチし、日常と非日常を探る作品を制作しました。
岡留 優(修士2年)『WAVE』 音楽鑑賞におけるマナーや慣習がどのように身体を制限するのか、日常生活から地下通路、コンサートホールへの移動を通じて、演奏会場に適応していく私たちの身体をテーマに制作しました。 |
立花 光(修士2年)『リズム』 京都コンサートホールのエントランスに設置された円柱に着目し、建築のリズムと秩序を、模型を使った写真で軽やかに表現し、音楽と建築の共鳴を探求しました。 |
斉 惠元(研究留学生)『遊走』 コンサートホールの建築の細部についての断片的な写真と、交響曲をデータ解析しグラフ化したものを時間的な流れに沿ってコラージュし、建築と音楽がもつ複雑さと規則性について探りました。 |