芸術資料館では、令和7年度全3回にわたって連続講座を開催します。本学ゆかりの作家や作品を通じて、京都の美術の魅力をご紹介します。
第1回目は、当館館長の畑中英二(総合芸術学科教授、専門は窯業史、考古学)による「京都市立芸術大学のコレクションー明治期購入の陶磁器をめぐって」の講演を行います。
当館は、2023年の大学移転をはさんだ2021年4月から2025年3月までの期間に、約100件800点の作品・資料を収蔵しました。コレクションは購入や寄付などによって一定の思惟のもと収集され、一つの形を成すものです。人であれば、その人となりを示すものであり、大学であれば、大学のあり方を示すものということになります。また、コレクターが生きた時代を如実に示すでもあります。そういった点から、コレクションを見ることによってその時のその場にアクセスすることになるのです。今回は工芸史を専門としている畑中の目線から、初めて工芸品を教材として購入した明治27年~37年の京都市美術工芸学校がいかなる場であったのかを陶磁器のあり方から探っていきます。加えて、畑中が近年興味を持って取り組んでいる「北大路魯山人」の動きにも触れながらお話させていただきます。
連続講座 学芸員が語る京都市立芸術大学」 第1回「京都市立芸術大学のコレクションー明治期購入の陶磁器をめぐって」
- 日 時|2025年7月5日(土曜日)13:30-15:00 (開場13:00)
- 会 場|京都市立芸術大学 (A棟3階)
- 所在地|京都市下京区下之町57-1
- 参加費|無料
- 申込期間|6月6日(金)申込受付開始(先着30名)
- 申込方法|申込フォームからお申し込みください
- 問合せ|京都市立芸術大学附属施設事務室
電話:075-585-2008
FAX:075-585-2018
イベント会場
〒600-8601 京都市下京区下之町57-1