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千里朝日阪急ビルエントランスに学生の作品展示

2026.07.14



EXHIBITION INTRODUCTION

鳥のいる川の風景

木路 朋華(きじ ともか)

大学院美術研究科修士課程美術専攻(油画)1回生

作品名 鳥のいる川の風景
制作年 2026年
素材  キャンバス・油彩
サイズ W356×H130.3cm

 


Q この作品の題材との出会いは?

2025年の冬の始まりのころ、散歩の途中で、この桂川の風景に出会いました。ゆったりとした時間の流れと、冬の入口の穏やかな休日の雰囲気がちょうど重なって、「いいな」と自然に感じました。

もともと、風景との出会いをテーマに制作しており、ゆったりとした風景とそこに佇む鳥の生み出すリズムに興味を惹かれ、制作の題材として選びました。


Q 制作で最も苦労した点は?

大作だったため、制作はかなり大変でした。印象や体験といった目に見えないものを絵画の構造に置き換える過程で、具象に寄りすぎず、かといって抽象にも寄りすぎないバランスを保つことに苦労しました。

また、写真や動画を参考にしていたことで、意図せず写実的になってしまうこともありました。そのため、当初の構想とのズレを少しずつ調整しながら、多くの試作と粘り強い検証を重ねて完成に至りました。


Q  特に見てほしいポイントは?

絵画全体の構造にこだわっている点です。空・街・草・川・中州といった横方向のボーダー状の構成に、鳥という点的な要素を加えることで、心地よいリズムが生まれるようにしています。

この構造によって、ゆったりとした時間の流れを表現しつつ、風景の中に「あっ」と驚く瞬間を差し込むように鳥を配置しています。そうすることで、「風景との出会い」という体験そのものを、絵画の構造として楽しんでもらえるよう意図しています。


PROFILE

木路 朋華
(大学院美術研究科修士課程美術専攻(油画)1回生)

◆STUDENT STORY

Q 油画専攻を選んだ理由は?
高校の美術部で油絵に出会ったことがきっかけです。部活動に打ち込む中で、感情を絵具に置き換えて表現することに魅力を感じました。油絵具は後から修正できる点や、混色の難しさに向き合う過程そのものが制作の時間になるところに惹かれ、自分に合っていると感じたため油画専攻に進学しました。

Q 大学での学びは?
大学では素材について考えるゼミに所属し、油絵具という素材を多角的に考察する機会を得ました。教員との対話を通して、「色」への鋭い感覚を養うことができました。

Q 今後の展望について
今後は、絵画を「見せる」体験、すなわち展示方法にも関心を広げていきたいと考えています。描くことにとどまらず、どのように見せるか、どのような空間で展示するかを工夫し、人々が行き交う日常的な場所での展示などにも、積極的に取り組みたいです。

LOCATION

〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1丁目5−3 千里朝日阪急ビル 1階エントランス