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京都産業会館・産学公連携促進事業にプロダクト・デザイン専攻の2事業が採択

2013.03.04

 この度,社団法人京都産業会館が,学生デザインの活用と企業の事業等の差別化・高付加価値化の支援を目的として実施している「産学公連携促進事業」に,京都市立芸術大学プロダクト・デザイン専攻が京都の企業と連携し,2事業を応募致しました。

 応募した事業の1つは,文化財の修復や保存等を行われている株式会社大入塚田章研究室との連携による商品開発です。

 近年,“和風モダン”と称される商品に対するニーズの高まりがありますが,京都以外の産地の商品が多くみられます。そこで京都の商品でそのニーズに応えるために,経師として京都の職人をコーディネイトし,ものづくりをされている大入の強みと本学学生の若い発想力を融合させ,これまでにはない,京都発の新しい土産物の開発を目指します。

 もう1つは,京漆器の製造・販売を行われている株式会社石川漆工房小山格平研究室との連携による商品開発です。

 紙の食器は主に「使い捨て」用として使われていますが,「漆」を塗ることで漆器として長く使い続けることができます。そこで,漆の技法に精通され京都の職人とのネットワークを有する石川漆工房の強みと本学学生のデザイン力を生かして,比較的安価で,若い世代が使いたいと思うようなデザインの「紙」漆器の開発を目指します。

 応募事業について,社団法人京都産業会館や社団法人京都デザイン協会,京都市産業技術研究所,財団法人京都高度技術研究所,京都リサーチパーク株式会社,京都市産業観光局の代表者からなる委員会で厳正なる審査が行われ,その結果,2事業ともに高い評価を得て,採択いただきました。

 今後,この2つの事業については,京都産業会館のご支援を賜り,大入及び石川漆工房とプロダクト・デザイン専攻との連携の下,商品開発を進めて参ります。