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京都市立芸術大学 『境谷小レジデンス』に3名のアーティストが加わります

2012.04.11

京都市立芸術大学は、近隣にある京都市立境谷小学校との連携事業の一つとして、『境谷小レジデンス』を昨年9月から実施してきました。

これまで、彫刻専攻の卒業生の東明(ひがし あきら)さん、油画専攻の卒業生の吉岡千尋(よしおか ちひろ)さんの2名が、境谷小学校のアートスペース(小学校から提供された2つの空き教室を活用したアトリエ)で制作を行うとともに、ワークショップや小学校作品展での作品発表など、日常的に子どもたちと美術とふれ合う機会を持ってきました。

教育委員会の配慮で窓にブラインドを設置していただいたり、アートスペースも少し広くなり、この4月からは、新しく3名のアーティストが加わることとなりました。

最初の取り組みとして、4月9日(月曜日)の全校集会で子どもたちと顔合わせを行いました。

 

<3名のアーティスト>

○城田香菜子(しろた かなこ) さん 工芸科染織専攻 3回生

 京芸で染織を勉強しています。布を織ったり、染めたりするのが染織です。

 境谷小レジデンスでは、布以外も使って色々と創っていきたいと思いますので、アートスペースに遊びにきてください。

○中井 敦子(なかい あつこ) さん 2005(平成17)年 油画 学部卒業

 京芸で油画を専攻していて、人物を描いていました。今も仕事をしながら自画像を描いています。

 皆さんと洛西の自然と触れ合いながら絵を描いていきたいと思います。

○中村  潤(なかむら めぐ) さん 2011(平成23)年 彫刻 修士課程修了(学部2009年卒業)

 学生の頃は彫刻の勉強をしていました。

 小学校という場所で生徒の皆さんと同じ時間を過ごしながら楽しく創ることができればと思います。

 今年度からは、卒業生だけでなく学部生も授業の一部としてレジデンスに加わります。

これまで以上に子どもたちや先生方・保護者の皆さん・地域の方々などとの交流や触れ合いなどをとおし、京都の文化芸術の裾野を広げ芸術教育の充実と芸術を大切にする風土作りめざし教育・研究を進めてまいります。

※吉岡千尋さんは3月末で一旦レジデンスを終わることになりますが、東明さんは今年の秋までレジデンスを続ける予定です。

 

※レジデンス(アーティスト・イン・レジデンス)

各種の芸術制作を行う人物を一定期間ある土地に招聘し、その土地に滞在しながらの作品制作を行わせる事業のこと。