「MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD 2012」において,今年3月に京都市立芸術大学美術学部プロダクト・デザイン専攻をを卒業した平澤麻さん(現大学院修士課程1回生)の卒業制作作品が,審査員特別賞である『向井周太郎賞』を受賞しました。
同事業は,デザイナーの育成支援とデザインの振興を目的に毎年開催されている,日本で唯一のデザイン全般の卒業制作を対象にしたコンペティションです。
平成24年12月1日(土曜日)から12月4日(火曜日)まで,東京国際フォーラムにおいて,平澤さんを含めた受賞者による受賞作品展が開催されます。作品を実物でご覧いただける貴重な機会となっておりますので,お近くにお立ち寄りの際はぜひお越しください。
詳細は,MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARDホームページをご覧ください。
MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD


作品名
潤杯
作品概要
日本には風鈴や水盤など、季節ごとに情緒や感性を刺激するようなモノがたくさんあります。そのような日本の感性を取り入れた加湿器をデザインしました。「蒸発する」水の形ではなく、杯に超音波振動による水の微粒子を「溜める」形により、水を含んだ気体の微妙な表情の移り変わりを視覚化しました。ただ部屋を加湿するだけでなく、見る人の感性を引き出し、冬の室礼として、生活に風情や楽しみ、潤いをもたらします。