
撮影:表恒匡
芸術資源研究センターは,国内にあるタイムベースト・メディア作品(映像や音声やコンピュータなどに依拠した時間的な経験を伴う作品)の修復・保存を促進することを目的として,文化庁の平成27年度メディア芸術連携促進事業 連携共同事業「タイムベースト・メディアを用いた美術作品の修復/保存に関するモデル事業」を実施した。タイムベースト・メディア作品の典型例である古橋悌二《LOVERS—永遠の恋人たち》(1994年)の修復と保存を実施するにあたって各機関の連携体制を築いた。せんだいメディアテークは作品及び作品情報の提供を,国立国際美術館は修復計画を監修し,ダムタイプオフィスはエンジニアを組織して実際の修復作業を行なった。
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Category - シンポジウム


平成28年7月1日(金)午後2時からロームシアター京都で,芸術資源研究センターが後援の,関西元気文化圏推進フォーラム「文化芸術の再発見」VII 伊藤若冲生誕300年記念シンポジウム『若冲デザインの先進性』が開催されました。前﨑信也研究員がシンポジウムのコーディ—ネーターとして参加。当日は1650名の方にご来場いただきました。 (さらに…)
Category - その他

第12回アーカイブ研究会は,アーティストで翻訳家の奥村雄樹氏をお招きして,「不完全なアーカイブは未来のプロジェクトを準備する」と題し,近作の説明を中心にお話しいただいた。 (さらに…)
Category - 研究会

日本の伝統音楽は,さまざまな記譜法の宝庫である。今回は,仏教儀礼に用いられる声明,中世芸能の能のふたつをとりあげ,その記譜法のバリエーションを紹介した。 (さらに…)
Category - プロジェクト,伝統音楽・芸能の記譜研究


2016 年2 月14 日,京都市下京区元崇仁小学校にて,修復された古橋悌二《LOVERS——永遠の恋人たち——》の一般公開と,ワークショップ「メディアアートの生と転生 保存修復とアーカイブの諸問題を中心に」を開催した。作品公開には多くの観客が訪れ,63名が参加したワークショップは活気ある議論の場となった。 (さらに…)
Category - シンポジウム

第11回アーカイブ研究会では,戦後日本前衛美術研究家であり,福岡アジア美術館に勤務される黒ダライ児(黒田雷児)氏をお招きし(「アーカイブで書き出す複数の歴史」あらため)「歴史をかきまわすアーカイブ」と題してお話いただいた。 (さらに…)
Category - 研究会

第10回アーカイブ研究会では美術家、映像・音響作家、映像人類学研究者として活動されている春日聡氏を招き、春日氏の記録映画『スカラ=ニスカラ バリの音と陶酔の共鳴』の上映会とレクチャーを開催した。 (さらに…)
Category - 研究会



芸術資源研究センターは,国立国際美術館との共催でシンポジウム「過去の現在の未来 アーティスト,学芸員,研究者が考える現代美術の保存と修復」を開催した。国立国際美術館・館長の山梨俊夫氏による挨拶に続き,当センターの加治屋健司が古橋悌二《LOVERS——永遠の恋人たち——》の修復・保存に関する取り組みの概略を述べた後,4名の発表者が事例研究を報告した。 (さらに…)
Category - シンポジウム

2015年の秋も深まる頃,大学会館交流室において,日本に滞在中のイタリアの音楽学者ルチャーナ・ガリアーノ氏によって,講演会「イタリア未来派 革命の芸術」が行なわれた。 (さらに…)
Category - その他