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【令和5(2023)年4月から】美術学部デザイン科の専攻再編について

2022.05.13

京都市立芸術大学(京都芸大)は,令和5(2023)年4月から,美術学部デザイン科の現在の三専攻(「ビジュアル・デザイン専攻」,「環境デザイン専攻」,「プロダクト・デザイン専攻」)を一つに統合して「総合デザイン専攻」とするとともに,新たな専攻である「デザインB専攻」を設置し,二専攻に再編します。
この再編により,変容を続ける社会に柔軟に対応するための様々な専門や新たな価値を常に取り込むことができる体制を整備し,継続的に斬新なデザインの教育・研究を実践してまいります。

<現 行>
学科 専攻
デザイン科
(入学定員 30人)
ビジュアル・デザイン専攻
環境デザイン専攻
プロダクト・デザイン専攻
新 <2023年度~>
学科 専攻
デザイン科
(入学定員 30人)
総合デザイン専攻
デザインB専攻

 

1 経緯

近年,デザインは,社会にある様々な問題の発見とその解決を目指す専門と位置づけられています。また,デザイナーには,地域コミュニティや新たなサービスのデザインなども具体化できる,これまで以上に高い専門性と柔軟な横断性が求められています。京都芸大では,このような時代の求めに対応するために,この度,デザイン科の専攻を再編いたします。

 

2 新たな二専攻の概要について

⑴ 総合デザイン専攻

これまでのデザイン科三専攻を一つの専攻に集約し,各領域の専門を深く研鑽し,且つ,領域を横断する授業を行う専攻。基礎課程から段階を追って高い表現力を獲得し,社会に潜在する問題を発見・解決することができる高度な能力を持ったデザイナーの育成を目指します。

⑵ デザインB専攻

「B」は,「生成変化」を意味する“Becoming”の頭文字。多角的で実験的なアプローチを試行し,新たな価値を創造する新専攻。自らの学びを主体的に構築しながら,社会の未知なる課題を発見し,優れた解決方法をデザインできる人材の育成を目指します。

 

3 再編後の新カリキュラムについて

新たなカリキュラムは以下の通りとなります。
なお,令和4(2022)年度以前に入学した学生については,旧カリキュラムを継続します。

1年次 2年次 3年次 4年次
前期 後期 前期 後期 前期 後期 前期 後期
総合基礎実技 デザイン
基礎1

デザイン
基礎2A

以下から一つ選択
・総合デザイン基礎1
・デザインB基礎1

デザイン
基礎2B※

以下から一つ選択
・総合デザイン基礎2
・デザインB基礎2

総合デザイン専攻
デザインB専攻

※ 総合デザイン専攻に進むためには,「総合デザイン基礎2」の履修が必須

 

4 令和5(2023)年度入学試験について(令和4(2022)年度実施)

この度の再編に伴う入学定員や,大学入学共通テストで受験を要する教科・科目やその配点,個別試験の内容等に変更はありません。
詳しくは,今後公表する「入学者選抜要項」(6月公表予定)や「学生募集要項」(11月公表予定)をご確認ください。

 

5 大学院における再編について

大学院美術研究科修士課程及び博士(後期)課程については,令和6(2024)年4月から,以下の専攻に再編します。

⑴ 修士課程

 ア 美術研究科 デザイン専攻 総合デザイン
 イ 美術研究科 デザイン専攻 デザインB

⑵ 博士(後期)課程

 ア 美術研究科 美術専攻 総合デザイン領域
 イ 美術研究科 美術専攻 デザインB領域